産後は身体を休めることが大切とわかっていても、「家事をいつから再開してよいのか」「どこまで動いてよいのか」と悩む方は多いでしょう。
しかし、産後の身体は出産による変化や回復の途中にあり、無理をすると体調不良や回復の遅れにつながることもあります。家族と協力しながら、外部サービスや時短家電なども活用し、無理のないペースで家事を再開していきましょう。
この記事では、産後の家事再開の目安をはじめ、避けたい家事や、休めないときの乗り切り方を解説します。家事負担を減らす方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 産後は体調を見ながら少しずつ家事を再開し、無理をしすぎないことが大切
- 家事代行を依頼することで、家事の時間が減り、生活に余裕が生まれる
- 家事が負担になっているときは、自治体の支援制度や家事代行を活用する方法もある
産後の家事はいつから再開できる?
産後6〜8週間頃までは「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれる回復期間にあたります。
この時期の身体は、ホルモンバランスの急激な変化や傷の痛みなど、さまざまな負担を抱えています。「早く元の生活に戻らなきゃ」と焦る気持ちはとても自然なもの。ただ、無理をすると回復が遅れたり、育児に影響が出たりすることもあります。
家事の再開は、身体の回復を確かめながら少しずつ段階的に進めることが大切です。
また、里帰りの有無や家族のサポート体制によって、家事を再開できるタイミングには個人差があります。無理にほかの人と比べず、自分の体調に合わせて判断しましょう。
産後の家事再開の目安【週ごとに解説】
ここでは、産後の家事再開について週ごとの目安を解説します。
ただし、これらはあくまで一般的な目安です。回復のペースには個人差があるため、体調を見ながら少しずつ家事を再開していきましょう。
産後〜2週間|家事をせず安静に過ごす
産後2週間は、身体の回復を最優先にしたい時期です。
この時期は、子宮の収縮や悪露(おろ)、会陰切開・帝王切開の傷の痛みなど、身体に大きな負担がかかっています。無理に動くと回復が遅れることもあるため、できるだけ横になって過ごすことが大切です。
家事全般は、パートナーや家族に頼ることが理想です。里帰りが難しい場合も、「今は休む時期」と割り切り、無理をしすぎないようにしましょう。
産後3週間頃|軽い家事から少しずつ始める
産後3週目頃になると、悪露の量が減り、身体の回復を少しずつ実感し始める方もいます。
体調に問題がなければ、以下のような負担の少ない家事から始めてみましょう。
- 食器を洗う・しまう
- 洗濯物をたたむ
- 簡単な食事の準備(レトルトや冷凍食品の温め・盛り付けなど)
- テーブルまわりの軽い片づけ
長時間立ちっぱなしになる家事や外出、腰に負担をかける作業(お風呂掃除や雑巾など)は、まだ控えるようにしましょう。
また、一気に家事をこなそうとすると負担が大きくなることもあります。疲労感が強い、出血量が増える、痛みが強くなるなどの変化があれば、すぐに休むことが大切です。
産後4週間頃|短時間でできる家事を増やす
1ヵ月健診で順調だと言われた場合は、体調を見ながら家事の範囲を広げていく目安になります。ただし、まだ産褥期の途中であり、無理は禁物です。
この時期は、以下を目安に家事を調整するとよいでしょう。
再開しやすい家事
- 洗濯機を回して干す
- 簡単な調理
- フロアワイパーでの軽い掃除
まだ避けたい家事
- トイレ掃除やお風呂掃除
- 長時間の立ちっぱなしの家事
- まとめ買いなどの外出
赤ちゃんのお世話と家事を両立するには、頑張りすぎず「短時間で一区切り」を意識することも大切です。
パートナーや家族に協力してもらいながら、無理のない範囲で進めましょう。
産後5〜8週間頃|体調を見ながら普段の家事に近づける
産後5〜8週間頃になると、掃除や買い物など、出産前に近い家事を再開できる方が増えてきます。ただし、回復のペースには個人差があり、出産方法や産後の体調、睡眠不足の程度などによっても、身体の状態は変わります。
赤ちゃんのお世話と家事を同時にこなすのは想像以上に大変です。「完璧に元通り」を目指すのではなく、できる範囲で少しずつ戻していきましょう。
強い疲労感や出血の増加、発熱、痛みの悪化などがある場合は、無理をせず医療機関へ相談することも大切です。
産後すぐに動くとどうなる?
産後の身体は、見た目以上に大きなダメージを受けています。無理に動いたり家事をしたりすると、回復が遅れたり、体調不良につながったりすることもあるため注意が必要です。
産後すぐに動きすぎた場合、以下のような影響が起こる可能性があります。
悪露が長引くことがある
悪露(おろ)は、出産後に子宮内に残った血液や組織などが排出される出血のことです。通常は産後4〜6週間ほどかけて、量や色が少しずつ落ち着いていきます。
ただし、産後に無理をすることで再び悪露が増えたり、出血が長引いて貧血の悪化や感染リスクにつながる可能性もあります。
悪露の変化は、「まだ身体が回復途中である」というサインのひとつです。以下のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
- 鮮やかな赤い悪露が長く続く
- 急に量が増える
- レバー状の塊が多く出る
- 強い腹痛や発熱がある
- 強いニオイがある
傷の痛みや体調不良につながることがある
会陰切開や帝王切開の傷は、見た目が落ち着いても、内部の回復には時間がかかります。産後すぐに無理をすると、傷の痛みが強くなったり、出血が増えたりすることがあるため注意が必要です。
また、産後はホルモンバランスの変化や睡眠不足の影響も大きく、疲労が蓄積しやすい時期です。この状態で家事を頑張りすぎると、体調不良につながる可能性があります。
無理に動き続けることは避け、「痛みは身体からのサイン」と考え、しっかり休むことが大切です。
睡眠不足や心身の負担が大きくなりやすい
新生児期は、授乳やおむつ替えで2〜3時間おきに起きることも多く、まとまった睡眠を取りにくい時期です。そこへ家事の負担が加わると、睡眠不足がさらに続きやすくなり、疲労が慢性化して心身への負担が大きくなります。
例えば、以下のような変化が現れることがあります。
- 疲れが取れにくくなる
- イライラしやすくなる
- 気分の落ち込みや不安感が強くなる
- 産後うつのリスクが高まる
「家事まで完璧にこなさなきゃ」と抱え込みすぎず、まずは自分の休息を優先しましょう。
産後になるべく避けたい家事
産後は、家事の内容によって身体への負担が大きく変わります。
ここでは、産後になるべく避けたい家事を5つに分けて紹介します。
重い物を持つ家事
洗濯カゴや買い物袋など、重い物を持つ家事は、産後の身体に大きな負担がかかります。
産後は骨盤や骨盤底筋が回復途中の状態です。重い物を持ち上げると腹圧がかかり、痛みや不調につながることがあります。
重いものを持つ家事の例
- 濡れた洗濯物が入ったカゴを運ぶ
- 食材をまとめ買いする
- 水の入った鍋を持ち上げる
- 上の子を長時間抱っこする
負担を減らすには、ネットスーパーを活用したり、洗濯物を小分けに運んだりといった工夫が必要です。重い荷物を運ぶ作業や、上の子の抱っこなど、家族にお願いできることはお願いして、無理をしすぎないようにしましょう。
長時間立ちっぱなしになる家事
料理や食器洗い、洗濯干しなど、立ち続ける家事も産褥期には負担が大きいとされています。長時間立ち続けることで、腰や骨盤に負担がかかるだけでなく、悪露が増えることもあります。
特に、料理やアイロンがけなど、気づかないうちに立ちっぱなしになりやすい家事は無理をしすぎないようにしましょう。
どうしても行う場合は、座って作業したり、こまめに休憩を挟んだりすることが大切です。
身体が冷えやすい水仕事
食器洗いや洗濯、浴室掃除などの水仕事は、身体を冷やしやすい家事です。
産後はホルモンバランスの変化によって体温調節が不安定になりやすく、冷えによって疲労感が強まることもあります。そのため、1ヵ月健診までは、できるだけ水仕事を減らすのが安心です。
どうしても行う場合は、冷えを防ぐために、以下のような工夫を取り入れるとよいでしょう。
- ゴム手袋を着用し、ぬるま湯で洗い物をする
- 食洗機や洗濯乾燥機を活用する
- 厚手の靴下やレッグウォーマーで足元を温める
- 作業の前後にあたたかい飲み物で身体を内側から温める
中腰や前かがみが続く掃除
床掃除や浴室掃除など、中腰や前かがみになる家事も注意したい動作です。産後は骨盤が不安定な状態のため、前かがみの姿勢が続くと、腰や骨盤底筋へ負担がかかりやすくなります。
床掃除や浴室掃除など、中腰や前かがみになる家事は、腰に負担がかかりやすいため、無理をしすぎないようにしましょう。
負担を減らすには、柄の長い掃除道具やロボット掃除機を活用し、なるべくかがまずに済む工夫を取り入れるのがおすすめです。
買い物や上の子の送迎など外出を伴う家事
買い物や上の子の送迎など、外出を伴う家事は、1ヵ月健診まではできるだけ控えたい家事です。
特に、上の子と赤ちゃんを連れての外出は、想像以上に体力を消耗します。「送迎は自分がやらないと」と感じるかもしれませんが、自分自身の身体の回復を優先することも大切です。
頼れる人が近くにいない場合は、以下のようなサービスを活用する方法もあります。
- ネットスーパーや食材宅配を利用する
- 自治体のサポートや家事代行サービスを活用する
- 役所手続きは郵送やオンラインで済ませる
ネットスーパーや家事代行サービスは、産前のうちに登録まで済ませておくと、産後もスムーズに利用しやすいでしょう。
出産方法や家庭状況別の家事再開の考え方

産後の家事再開ペースは、出産方法や家庭の状況によって大きく異なります。
ここでは、状況別に家事再開の考え方を解説します。
無理のないペースで家事を再開するためにも、自分の状況に合った考え方を確認しておきましょう。
帝王切開の場合は傷の回復を優先する
帝王切開は腹部を切開する手術のため、傷の回復を優先しながら過ごすことが大切です。
術後2〜3週間は傷の痛みが残りやすく、腹部に力が入る動作によって回復を妨げることもあります。そのため、家事の再開は無理をせず、体調を見ながら少しずつ進めましょう。
例えば、産後しばらくは以下のような点に注意が必要です。
- 重い物を持つ動作はできるだけ避ける
- 痛みがあるときは無理に動かない
- 1ヵ月健診で医師の確認を受けながら家事を増やす
無理をせず、体調を見ながら少しずつ家事を再開していきましょう。
二人目以降は上の子のお世話も含めて準備する
二人目以降の産後は、赤ちゃんのお世話に加えて、上の子の生活サポートも必要になります。特に、送迎や食事、お風呂、遊び相手などは、負担が大きくなりやすい部分です。
そのため、産前のうちから「誰が何を担当するか」を決めておくことが大切です。
例えば、以下のような分担を考えておくと安心です。
- パートナーに送迎や入浴を任せる
- 祖父母に上の子の遊び相手をお願いする
- ベビーシッターや家事代行サービスを活用する
- 宅配サービスや作り置きを利用する
上の子がいると、思った以上に休息時間を確保しにくくなります。「頼れるところは頼る」前提で準備しておきましょう。
里帰りなしの場合は産前からサポート体制を整える
里帰りをしない場合は、産前からサポート体制を整えておくことが大切です。
産後は心身ともに余裕がなくなりやすく、サービスを調べたり申し込んだりする作業も負担になることがあります。退院後すぐに利用できるよう、妊娠中のうちに準備を進めておきましょう。
例えば、家事や育児をサポートするサービスを調べて、事前登録を済ませておくのがおすすめです。また、ネットスーパーや食材宅配を利用できる状態にしておくと、産後の買い物負担を減らしやすくなります。
あらかじめ頼れる選択肢を用意しておくことが、産後を無理なく乗り切るための助けになるでしょう。
産後に家事を休めないときの乗り切り方
産後は休息が大切とはいえ、里帰りできない場合や、パートナーが忙しい場合など、家事を完全に休むのが難しいこともあるでしょう。
ここでは、産後に無理せず家事を続けるための工夫を紹介します。
夫婦で家事分担を事前に決めておく
産後は、体調が不安定ななかで家事や育児をこなすことになります。そのため、産前のうちに夫婦で家事分担を話し合っておくことが大切です。
特に、「何かあったら言って」だけでは、頼みにくさを感じることもあります。
例えば、以下のように具体的に決めておきましょう。
- ゴミ出しは夫が担当する
- 平日の食事は総菜や宅配を活用する
- 上の子の送迎は夫や家族が担当する
また、家事分担表を作っておくと、役割分担を共有しやすくなります。
「できなかった場合はどうするか」まで決めておくと、産後に「どうしよう」と悩む場面を減らしやすくなるでしょう。
あわせて読みたい:育休中の家事分担はどう決める?揉めないためのコツ、負担を減らす方法
あわせて読みたい:家事分担表の作り方5ステップ!家事リストや共働き夫婦の活用ポイントを解説
ネットスーパーや冷凍食品を活用する
産後は、買い物に行くこと自体が負担になりやすいため、ネットスーパーや食材宅配を活用し、「買い物へ行かなくて済む環境」を整えておくのがおすすめです。
また、冷凍食品やミールキットを取り入れることで、調理の負担も減らせます。「ちゃんと作らなきゃ」と頑張りすぎず、産後は身体を休めることを優先しましょう。
産前のうちにアカウントを登録し、一度利用してみると、産後もスムーズに利用しやすくなります。
時短家電を取り入れる
食洗機やドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機などの時短家電は、家事にかかる労力を減らせるアイテムです。産前のうちに取り入れておくことで、産後の家事負担を減らしやすくなります。
まずは毎日行う家事のなかで、自分にとって負担に感じやすい家事を助けてくれるものから取り入れるのもひとつの方法です。
例えば、洗濯が負担に感じやすい場合は、ドラム式洗濯乾燥機を活用すると、洗濯から乾燥までをまとめて済ませられます。産後の大変な時期は、洗濯物をきれいにたためなくても問題ありません。
また、産前のうちに操作や使い方に慣れておき、パートナーにも共有しておくと、産後に家事を分担しやすくなるでしょう。
家族以外の力も借りる
家族だけで産後を乗り切ろうとすると、負担が偏ってしまうことがあります。そのため、必要に応じて外部サービスを活用することも大切です。
例えば、家事や買い物をサポートしてくれる公的支援や民間サービスを利用すれば、身体を休める時間を確保しやすくなります。特に、里帰りをしない場合や、パートナーの帰宅が遅い場合は、無理をしすぎないための支えになるでしょう。
家族以外に頼ることは、決して特別なことではありません。産後の身体を回復させるためにも、使える支援は積極的に活用しましょう。
産後の家事をサポートするサービス
産後の家事負担を軽くするために、公的支援や民間サービスを活用する方法もあります。
ここでは、代表的なサポートサービスを紹介します。
産前・産後支援ヘルパー
産前・産後支援ヘルパーは、自治体が産前産後の家庭を対象に、ヘルパーを派遣する公的支援制度です。比較的利用料金が低く、家事や育児のサポートを受けられるのが特徴です。
サービス内容は自治体によって異なる場合もありますが、主に以下のようなことをお願いできます。
- 食事の支度や後片付け
- 洗濯や掃除・整理整頓
- 食材や日用品の買い物
- 沐浴やおむつ替えのサポート
- きょうだいの世話
利用条件や料金、利用回数などの詳細も自治体ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。
注意点として、産前・産後支援ヘルパーを利用するには、事前申請が必要です。申請から利用開始まで時間がかかる場合もあるため、妊娠中から相談しておくと安心です。
ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポート・センターは、子育ての「手伝いをしてほしい人(依頼会員)」と「手伝いたい人(提供会員)」が会員登録し、地域で支え合う相互援助の仕組みです。
自治体が実施主体となり、社会福祉協議会などに運営を委託しているケースもあります。
ファミリー・サポート・センターでは、以下のようなサポートを受けられます。
- 買い物や簡単な家事
- きょうだいの送迎
- 子どもの預かり
- きょうだいの世話や遊び相手
利用料金は自治体によって異なりますが、民間のサービスと比較して比較的リーズナブルな料金で利用できるのが特徴です。
地域によって対応内容が異なるほか、登録やマッチングに時間がかかる場合もあります。利用を検討している場合は、早めに登録しておきましょう。
家事代行サービス
家事代行サービスは、専門スタッフが自宅を訪問し、掃除や料理などの家事を代行してくれる民間サービスです。
依頼できる内容は幅広く、例えば以下のような家事を任せられます。
- 掃除・片付け・整理収納
- 料理・作り置き・食器洗い
- 洗濯・アイロンがけ
- 日用品や食材の買い物
自治体の支援制度と大きく異なるのは、曜日・時間・頻度を自分の都合に合わせて自由に設定できる点です。「毎週水曜の午前だけ」「退院直後の2週間だけ」といった使い方も可能です。
料金は公的サービスより高めですが、自治体によっては、家事代行サービスに対する助成制度を設けている場合があります。
まずは単発で依頼してみて、自分に合うサービスやスタッフが見つかれば、定期的に依頼するのもおすすめです。
あわせて読みたい:家事代行サービスのメリット5選|デメリット・料金・選び方までわかりやすく解説
産後に家事代行を利用するメリット

ここでは、産後に家事代行を利用するメリットを紹介します。
身体の回復につながる
産褥期は、子宮や骨盤が回復していく大切な時期。この時期に無理をすると、回復が遅れたり、体調不良につながったりすることがあります。
家事代行を利用すれば、掃除や洗濯、料理などの家事を任せられるため、身体を休める時間を確保しやすくなります。
特に、以下のような家事を減らせる点は大きなメリットです。
- 掃除・片付けなど体力を使う作業
- 洗濯・アイロンがけなど立ち仕事
- 料理の作り置きや食器洗い
- 日用品・食材の買い出し
「自分がやらなきゃ」と抱え込みすぎず、休息を優先することも大切です。
あわせて読みたい:家事代行の料理サービスとは?頼める内容・料金相場・失敗しない依頼のコツ
あわせて読みたい:家事代行の作り置きは何品作れる?依頼するメリットや失敗しない頼み方
赤ちゃんのお世話に集中できる
産後は、授乳やおむつ替え、沐浴など、赤ちゃんのお世話だけでも体力を使います。家事まで無理にこなそうとすると、心身ともに余裕がなくなりやすくなるかもしれません。
家事代行を利用して家事負担を減らせば、赤ちゃんのお世話や休息に時間を使いやすくなります。
特に、退院直後から育児に慣れるまでの時期は、家事を手放すだけでも負担軽減につながるでしょう。
家事の負担やストレスを減らせる
産後は、赤ちゃんのお世話だけで精一杯になり、家事まで手が回らないこともあります。洗濯物が溜まっていたり、食事の準備ができていなかったりすると、「早くやらなきゃ」と気持ちが休まらない方もいるでしょう。
家事代行を利用すれば、掃除や料理などの家事を任せられるため、「やらなきゃ」と抱え込む負担を減らせます。家事のことを気にする時間が減ることで、気持ちにも余裕を持てるようになるでしょう。
里帰りなしでも生活を整えやすい
里帰りをしない場合は、産後すぐから家事や育児を夫婦だけで回さなければならないケースもあります。特に、パートナーが日中仕事で不在の場合、昼間の負担が一人に集中しやすくなります。
家事代行を利用すれば、掃除や料理などを任せられるため、育児や休息の時間を確保しやすくなるでしょう。食事の準備や掃除をすべて自分でこなさなくて済むだけでも、産後の負担軽減につながります。
また、曜日や時間を調整しながら利用できるため、家庭の状況に合わせて取り入れやすい点もメリットです。
産後に家事代行を利用するための準備
産後に家事代行をスムーズに利用するには、妊娠中から準備を進めておくことが大切です。
ここでは、事前に確認しておきたいポイントを紹介します。
夫婦間で依頼したい家事を整理しておく
家事代行を利用する前に、「どの家事を誰が担当するか」を夫婦で話し合っておくことが大切です。産後に無理なくできる家事と、家族が対応できる家事を整理しておくと、家事代行に依頼したい内容も見えやすくなります。
例えば、お風呂掃除やトイレ掃除は家族にお願いし、料理やキッチン掃除を家事代行へ依頼する方法もあります。負担が大きい部分だけ依頼する形でも、産後の家事負担を減らしやすくなるでしょう。
赤ちゃんがいる家庭に対応しているか確認する
家事代行サービスによっては、赤ちゃんがいる家庭への対応範囲が異なります。そのため、申し込み前に対応内容を確認しておくことが大切です。
特に、以下のような点は事前に確認しておくと安心です。
- 乳幼児が在宅している状態での作業に対応しているか
- 見守りなど子どもへの対応範囲
- 授乳や昼寝の時間帯に配慮してもらえるか
- 当日の流れや家事内容を事前に相談できるか
サービスによっては、子どもの遊び相手や、幼稚園・保育園への送迎や食事のお世話などに対応している場合があります。
ただし、家事代行サービスはベビーシッターとは異なるため、赤ちゃんの預かりや専門的な保育には対応していない場合があります。
事前に赤ちゃんがいることや希望する作業内容を共有しておくことで、当日の行き違いやトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
あわせて読みたい:家事代行サービスでは子守りの依頼は可能?
産前に登録や予約を済ませておく
家事代行サービスの多くは、利用前に会員登録や初回の情報入力が必要です。産後は赤ちゃんのお世話だけでも余裕がなくなりやすいため、妊娠中のうちに登録や予約を済ませておくのがおすすめです。
産前に済ませておきたいこと
- 気になるサービスを2〜3社比較する
- 会員登録や支払い設定を済ませておく
- 退院直後〜産後2週間頃の日程で予約を入れる
- キャンセル規定を確認しておく
妊娠中のうちに準備を進めておくことで、産後に「今すぐ頼りたい」と感じたときも利用しやすいでしょう。
可能であれば出産前に一度利用する
可能であれば、産前に一度家事代行を利用しておくのがおすすめです。事前に利用しておくことで、予約から当日までの流れや、スタッフとの相性を確認しやすくなります。
特に、以下のような点を確認しておくと安心です。
- 予約から当日までの流れがスムーズか
- 掃除や料理など、依頼したい作業の仕上がりは期待通りか
- スタッフの人柄やコミュニケーションの相性はよいか
- 赤ちゃんがいる場合でも問題なく依頼できそうか
一度体験しておくと、作業のクオリティを自分の目で判断できます。「この人なら任せやすい」と感じるスタッフが見つかれば、産後も安心して依頼しやすくなるでしょう。
あわせて読みたい:産後の家事代行は何を頼める?メリットや選ぶポイントも徹底解説!
産後に家事代行を依頼するなら「タスカジ」へ
産後の家事代行を検討しているなら、家事を依頼したい人とハウスキーパーをつなぐマッチングサービス「タスカジ」がおすすめです。
タスカジは、家事代行を依頼したい個人と「タスカジさん(ハウスキーパー)」をマッチングするサービスです。比較的利用しやすい料金で依頼できることから、多くの方に利用されています。
1時間あたり1,500円(税込)から利用できる
タスカジは、1時間1,500円(税込)から利用できます。利用時間は1回3時間で、1回あたり4,500円(税込)から依頼可能です。入会金や登録料はかからず、タスカジさん(スタッフ)への交通費は別途必要になります。
料金は、必要なときだけ依頼できる「スポット利用」と、定期的に依頼する「定期利用」によって異なり、定期利用のほうがリーズナブルに利用できます。
まずはスポット利用で試し、相性のよいタスカジさんが見つかれば定期利用を検討するのがおすすめです。
料理や作り置き、水回り掃除も依頼できる
タスカジでは、料理・作り置き・掃除・洗濯・整理収納など、日常的な家事を依頼できます。
特に、料理や水回り掃除は、産後に負担を感じやすい家事です。1回の依頼で数日分の作り置きをお願いしたり、お風呂やキッチンなどの掃除をまとめて任せたりできるため、産後の家事負担を軽減できるでしょう。
「今日は掃除を入念に」「来週は作り置きとキッチン掃除」など、必要な家事をカスタマイズして依頼することも可能です。
プロフィールやレビューを見て依頼相手を選べる
タスカジでは、依頼前にスタッフのプロフィールやレビューを確認したうえで、依頼相手を選べます。
得意な家事の分野や家事経験、対応エリアなどを事前に確認できるため、自分に合った相手を選びやすい点が特徴です。利用者レビューから、作業の雰囲気や対応の丁寧さなども確認できます。
赤ちゃんがいる家庭での対応経験などを確認したい場合は、事前にメッセージで相談しておくと安心です。
依頼からやり取りまでネットで完結できる
タスカジは、登録・予約・メッセージのやり取り・支払いまで、ネット上で完結します。
依頼の流れは以下のとおりです。
- タスカジのアカウント登録
- 家事をお願いするタスカジさんを探す
- タスカジさんに依頼する
- 準備するものや交通費を確認する
- 当日サービスを受ける
事前にチャットで相談できるため、「作り置きをお願いしたい」「赤ちゃんが寝ている部屋は避けてほしい」といった要望も伝えやすいでしょう。
よくある質問
産後の家事はいつから始めてもいいですか?
一般的には、産後2週間頃までは安静を優先し、3週間頃から軽い家事を少しずつ再開していくのが目安です。1ヵ月健診で問題がなければ、体調を見ながら家事の範囲を広げていきましょう。
ただし、回復のペースには個人差があります。悪露が増えたり痛みが強くなったりした場合は、無理をせず休むことが大切です。
産後1ヵ月は家事をしないほうがいいですか?
産後1ヵ月は、できるだけ身体を休めながら、少しずつ活動量を増やしていく時期です。
産後2週間頃までは安静を優先し、3〜4週間頃から洗濯物をたたむなど軽い家事を短時間で始めるのが一般的です。1ヵ月健診後も、重い物を持つ作業や長時間の立ち仕事は、体調を見ながら慎重に再開しましょう。
産後に家事をしない妻と思われないか不安です。
産後に家事を休むことは、怠けではなく身体を回復させるために大切なことです。
産後6〜8週間は「産褥期」と呼ばれ、子宮や傷の回復が進む時期にあたります。この時期に無理をすると、回復が遅れることもあります。
不安がある場合は、産前のうちにパートナーや家族へ産後の身体の状態を共有し、「どこまで休むか」を話し合っておきましょう。
夫にどこまで家事を頼ってよいですか?
産褥期は、できるだけ夫や家族に家事を頼りながら過ごすことが大切です。
「洗濯を干すまでお願いしたい」のように、やってほしい内容を具体的に伝えると、分担しやすくなります。また、完璧を求めすぎず、家事代行など外部サービスを組み合わせるのもひとつの方法です。
産後は「自分がやらなくていい家事は何か」を考えながら、無理のない形で乗り切りましょう。
