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帯に短しタスキに長し…整理収納のプロが考える本当にほしい「収納グッズ」とは!?あふれる収納アイデアを公開会議でシェア!【前編】

このレポートは2022年9月上旬開催「タスカジさんフェス2022」内のコンテンツ「収納グッズ開発会議〜家事をもっと楽に〜(オンラインイベント)」の内容をまとめたものです。

収納グッズ開発会議 in タスカジさんフェス2022開催レポート【前半】

本会議では、タスカジアンバサダーのseaさんがファシリテーターとなり、整理収納タスカジさん4名が整理収納のプロ目線での”あったらいいな”と思う「収納グッズ」について議論をしています。

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会議参加メンバーの紹介

【ファシリテーター】sea(しー)さん
タスカジさん歴8年目。整理収納専門で活動中。
その人気ぶりから“予約が取れない家政婦”としても知られる。20年以上にわたって個人宅の片づけや掃除を行い、これまでに片づけた家は6000軒以上。困りごとを抱えた多くの人々の悩みを解決してきた実績をもつ。テレビ番組に片づけのプロとしての出演、コラム連載や等メディア出演多数。
著書に、『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。』(ダイヤモンド社)、『タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術』(主婦と生活社)。
プロフィールページはこちら

―会議では「洗濯周りや衣類・小物の収納改善」になるグッズについて多くアイデアが生まれました。洗濯まわりのグッズについては、ご家庭の洗濯機が縦型洗濯機(干す作業が発生する)か、乾燥機つきドラム洗濯機を導入しているかで洗濯ルーティンや生活動線が大きく変わりますが、今回は前者の話が中心となっています。


seaさん「この『収納グッズ開発会議』は、私たちが日々感じている整理収納の『あったらいいな』を具体的な提案として見える化しようっていう0からのチャレンジ企画です。最終的に商品化につながればうれしいですが、まずは『アイデアの卵をたくさん集めよう』ということで、グッズの使い方や仕組みづくり・使いこなしアイデアを20個出す!を目標に準備を進めてきました。

実はアイデアの卵は現時点で19個でていて、ざっとこんな感じです。

本日はこの中から、各自が特に思い入れがあるアイデアについて発表してもらいます。赤文字の内容がそうですね。

今回は、ベテランから新人さんまで、バリエーション豊かなメンバーが集まっています。アイデアマン揃いで打ち合わせの段階からすごく刺激的でした。チームでアイデアを膨らませていく面白さを今実感しています。

打ち合わせは、『仕事現場や自宅で経験したことをヒントに、考えることを楽しもう!』というコンセプトでスタートしたんですが…

家の中で片付けの問題が起こりやすいのは『洗濯動線』なんじゃないかという話になったんですね。入れる場所がないとか、どこに置いたらいいかわからない、という悩みが発生するのは洗濯まわりに多いと。
ですので、アイデアも洗濯関連のものが多めです。

それではお一人目、isopunさんの提案からどうぞ!」

後編「洗濯を家族のリレーに『家事シェアできる個別洗濯ネット』、クローゼットアレンジの自由度をあげる!『伸縮・折りたたみ可能なメッシュ収納ケース』に続く>>>


提案1:サービスのクオリティUPにも貢献!「折りたたんで持ち歩ける小物向け収納ケース」

isopunさん「タスカジさん歴3年目です。

今回、皆さんと収納グッズの会議でたくさんお話ができて、いろんな意見があって、ためになったり視野が広がりました。これを聞いてくださってる方々も、今後何か現場のヒントや気づきになれば、嬉しいなと思っています。

私からの提案は、「折りたたんで持ち歩ける小物収納ケース」です。

現場で遭遇する収納ケースに関わる課題は主に3つあります。

課題1:収納ケース自体をあまりもっていない

持ち物も多くなく、不要なものも手放せるけれども、収納内を仕切るものが何もなく、ケースさえあれば整う現場というのが時々あります。

課題2:収納ケースはあるけれども、使いたい場所、必要なサイズに合わない

すでに持っているものはなんとか生かして使おうとするんですけれども、やはり使い勝手が悪かったり、不要になってしまうことが多々あります。

課題3:ご自分で適切な収納ケースを選ぶことに難しさを感じている

依頼者さんも店頭でたくさん販売されてるケースの中でどれを買ったらいいかわからないとおっしゃる方も多いです。

グッズを購入するにしても、多忙なお客様は購入する時間が取れなかったり、タスカジさんが事前にグッズを持参するにしても結構かさばるので、負担が大きいことが課題です。

ちょうどいいを見つけるのってすごく難しいですよね。

イノマタ化学さんの「トリムバスケット ラージ」という商品がありますが、これは私のイチオシアイテムです。収納ケースをほとんどお持ちでないお客様用に、私はいつもこちらをスーツケースに入れて数個持参しています。

これがほんとに、家のあらゆるサイズにマッチしていて、すごく便利なんですね。

今まで300件ぐらいのお家に持参してるんですけれども、収まらなかったことがほとんどないというくらい、いろいろなお家の収納に適したサイズなんです。

ただ感じてる課題もあって、やはりあの種のケースってどうしても持ち歩きにかさばるので、毎回数個ぐらいしか持つことができないんです。

このサイズで折りたためるケースはないかと、かなり探してみたんですけれども書類向けのファイルボックス的なものしかなくて。棚やチェストとかテレビボードとかの小物に使えるようなものがなかったんですね。

収納用品で人気の無印良品さんのファイルボックスに折り畳みタイプというのがありまして、この素材でこの機能のまま小物用の収納ケースがあったら良いなと思って考えてみました。

主な特徴は3つです。

1:折りたためる機能。

折り畳み機能付きで、持ち運び、不要時も空間の無駄がとても少ないです。

2:サイズ感

イノマタ化学さんの「トリムバスケット ラージ」と同じぐらいのサイズのもの。このサイズであれば、チェストの中の仕切り、棚に直接カゴでグルーピング、キッチンの釣り戸棚やシンクなど、家中各所で使用することができます。

ただし、洗面所や押し入れなど深い奥行きのある場所にはあまり向いていません。よって、サイズが複数あれば、さらに使用場所が広がるのかなと思うことがあります。

3:素材

ポリプロピレン製だと軽量で耐久性もあってよいです。

折り畳みできる小物収納ケースは、不要な時は小さく畳んで保管することもできます。

また、折りたたみ機能は、片付けのプロにとってメリットが大きい収納グッズだと考えています。合う収納ケースが見つからない現場でも、短時間で収納内までグルーピングできて理想系の形まで持っていくことができます。」

整理収納のプロが考える「小物収納ケース」理想のサイズ・素材とは

seaさん「isopunさんからは、持ち歩きできる折りたたみ可能な収納ケースを提案してもらいました。みなさん、質問や感想はありますか?」

まゆさん「私も基本あり物勝負で、グッズは持っていかないんですけども、これは折り畳めて1つを見本に忍ばせて持っておくのはいいなって思います。

依頼者さんに「このサイズで同じものをまた揃えてくれたら別の場所もこれで整えますよ」というご提案ができると思います。」

isopunさん「見本があると嬉しいですよね。お客様も具体的に「これ」がいいですよって言われると、「あ、そうなのね」って言ってくださるので。」

seaさん「グッズを持ち歩きするなら、カバンの中でゴツゴツしない、ちょっとくにゃってなる素材がいいなと思いつつ、底の折り込む箇所の素材が柔らかいと、例えば電池の10本パックを2〜3個とか入れると持ち上げたら底が抜けちゃうんじゃないかみたいな心配もありますね。強度とのバランスが難しそうかなっていう気もします。」

isopunさん「100円ショップの商品でも折り込み製のくにゃっとした素材のものがあるんですけど、少し耐久性が足りなくて、書類を入れてもズボって抜けてきちゃう。むしろそういう時は紙製の方をおすすめしてるんです。

けれども、やっぱり紙だとキッチンや洗面所など水気のあるところにはあまり向かないので、耐水性もやっぱりちょっと外せませんよね。」

seaさん「大きさについてはどうですか?」

isopunさん「ファイルボックスには折りたたみタイプがあって、オフィスなどですごく必要とされているタイプなのでラインナップが充実してるんですけれども、小物向けの背が低くて、少し幅があるタイプ、本当にどこを探しても見たことがないんですよね。そういうのが欲しいなと思って。」

seaさん「高さの点でなかなか合うものがない、っていうのは同感です。

私は引き出しの中を区切るのにお菓子の箱をよく使います。底面積は大きいのですが、菓子箱の場合高さが足りないから、引き出しの上の方が余っちゃうみたいなことってありますよね。」

isopunさん「逆に、キッチンのシンク下は高さがあった方がいいんですよね。深くて背丈も高いので無駄がなくてよいです。一方で、普通の小物収納だとちょっと背丈が高すぎて入らない引き出しがほとんどなので。

洗面所には、皆さんこういうタイプを入れられてる方が多いんじゃないかなと思います。」

seaさん「水回りの収納ケースは、高さとマチがぴったりで、素材が少し柔らかのあるものがいいかもしれないですね。」

isopunさん「硬すぎると、角が引きずったりするのでどうかなと思います。ちょっと柔らかいけど、強度があるみたいなのが理想的かなと思いますね。」

seaさん「isopunさんご自身は、このどういう場所では特に必要だと思いますか?」

isopunさん「一番必要だなって思うのは、キッチンやお子さんのおもちゃ収納ですね。洗面所もやっぱり細かいものが多くて、どうしてもある程度区切ってあげないと、すぐにぐちゃぐちゃになって、グルーピングが乱れてしまうことが多いですね。」

seaさん「確かに柔らかいもので、水に濡れるのを気にしなくて良くて、そんなに持ち上げたり持ち運んだりしない前提であれば、さきほどの形状であっても、キッチンや洗面所にはすごくいいかもしれないですね。」

seaさん「提案内容を振り返ります。折りたたんで持ち歩ける収納ケースの小物バージョンが、すごく少ない。現場では、高さが10〜15cmぐらいのサイズのものが欲しい、という提案でした。

水回りに使うのであれば、もうちょっとマチが大きかったり、キッチンの深めの引き出しを生かしてくれるような高さがあるものだったり、サイズ展開があっても面白いのかな、なんて思いました。」

【余談】整理収納のプロが普段持ち歩くアイテムとは?

seaさん「余談になりますけど、『整理収納のお仕事で保険で持っていくと安心するアイテム』の話がありましたが、みなさんは何かそういうモノ、ありますか?」

まゆさん「私はS字フックを1つエプロン(仕事着)の中に忍ばせています。

ちょっとしたものをひっかけられるので、1個用意していたら「ここにかけたらいいですね」という提案ができるんです。ちょっとしたカバンや小物などをひっかけるときに見本用に持ち歩いています。見本が一つあると、あっちもこっちもお試しできるので便利です。」

natureさん「私の場合は、収納グッズではないのですが、『一緒に整理収納を学ぶ』ことを希望される依頼者さんが多くて、そういうご依頼内容のときは、途中で基本的なことをお教えするのに、整理収納のセミナー資料や書籍を使用します。

また、お子さんと一緒に整理収納を行うときは、子ども向けにわかりやすい本があるんですね。『基本の作業の順番』の項目の箇所をコピーして、『これってこうだよね』という感じで教えるときに使います。

大人のご依頼者さんもお子さんの向けの内容でも『あ、それ、そうやってやるんですね』と頭に入りやすいようなので、それを見ながら一緒に作業したりしていますね。本当に簡単な内容なんですが『そういうの習っとけばいいんだけど、どこにも誰にも教えてもらえなかったから、そこから知ることができてすごくよかったです』と言われることも多いんです。」

ゆみ先生「私もnatureさんのように片付け方法のようなちょっとした説明書きを持っていくこともあります。これはよく使う、これは迷っているなど、カテゴリー分け時の小さな看板みたいなのもをプリントして持っていったりもしています。

あとは、浅い引き出しの中を整理する際に、依頼者さん宅にちょうどよいサイズの空き箱がないことがあるため、チラシや新聞紙を持っていき、それを折り紙のように長方形や四角に折って入れ物を作り、それに仮置きするということも時折行っています。」

seaさん「なるほど。ちなみに、私はジッパー付き保存袋の大きいのと、小さいのを数枚ずつ持ち歩いています。依頼者さん宅で丁度いいサイズのものがない場合にさっと出すことができて便利です。

続きまして、2人目です。まゆさん、お願いします!」


提案2:洗濯動線のシンプル化につながる!「ストレスフリーなハンガー」

まゆさん「私は現在、関西エリアを中心に活動しています。整理収納のお仕事で大切にしていることは、ご依頼者様の価値観に寄り添って、一緒に楽しく作業することです。よろしくおねがいします!

私が提案するのは、洗濯導線のシンプル化につながる 『ストレスフリーなハンガー』です。

今、流行りのハンガーがある一方で、使い分けの難しさがありますよね。例えば、襟ぐりの空いた服は滑らないハンガーの41cmのタイプがちょうどいいです。キャミソールなども紐が滑らずかけやすいです。

ただ、滑らないハンガーに首の詰まった服に使おうとすると、引っかかってしまうんですよね。入れた後に手で整えないとうまく掛けられなかったりして、ちょっとイラっとすることがあります。

では、首の詰まった服にはどんなハンガーがよいかというと、こちら、プラスチック製で40cmの幅のものです。大体ハンガーって40cmか41cmまでのものしかないんですが、これだとすっと入りますよね。くぼみがあるとキャミもオッケーです。

では、襟ぐりの空いた服はというと、すぐ落ちちゃうんですね。

じゃあ、襟ぐりの空いた服はというと、45cmの幅広の針金ハンガーです。これだと幅広なので、すっと入って全然取れない!首の詰まった服もすっと入ります。

でも45cmのハンガーってくぼみがないのが多くて、キャミソール等がかけられない。

という風に、各ご家庭では何種類かのハンガーを使い分けることが必要なんです。

たまに、家族に洗濯物干しを頼むと、例えば、ピンチ付きのボトムスハンガーにはボトムスやスカートを干したらいいじゃないですか。なのに、キャミソール用の良いサイズのハンガーがないのでボトムスハンガーにキャミソールがかけられることがあるんです。そうすると、今度このボトムスハンガーにズボンを干したい時に足りなくなるわけです(笑)

そして、ボトムスを干そうとしてボトムス用ハンガーがないと、その辺の三角ハンガーを使うから、ボトムスが乾いたときに変な形になってしまう。

ミスマッチな使い方をするから、足りているはずのちょうどいいハンガーが、使えなかったりするんですね。もうその繰り返しでモヤっとしてます。

現場のお悩みで多いのは、洗濯物が乾いたあとに、たたみ待ち、移動待ちの衣類が山になることです。

そこで、私は『畳まない管理』を提案することが多いです。」

縦型洗濯機の洗濯ルーティン・畳まない管理法を紹介

我が家の洗濯ルーティンを紹介します。
洗濯物は、小ぶりのピンチハンガーに、下着や小物、枕カバーを人別に分けて干します。(※まゆさん宅は縦型洗濯機・干す洗濯派)

服もハンガーでかけてベランダで人別にエリアで固まりになるように干しています。タオルも45cmのハンガーにかけっぱなしにしています。

我が家ではバスタオルは使わず、タオルしか使ってないのですが、小さめのバスタオルであれば45cmのハンガーで間に合います。
(見た目の生活感が出るのが嫌なので、来客時は管理場所をさっとカーテンで隠す仕様にしています。)

そして、洗濯物が乾いたらハンガーとピンチを各自の部屋に掛けに行きます。我が家は『持ち主管理の制度』を取り入れているので、私の仕事はここまでです。

皆さん、お仕事が終わって帰宅したら、晩御飯を作ったり、後片付けやお風呂、お子さんのお世話をしないといけなかったりと、やることがとても多いので、だいたい洗濯物は後回しになって山になる、っていうパターンが多いと思うんですね。

畳むのをやめることは、時短以外にもメリットがあるんです。

例えば、洋服を畳んでしまうと、襟ぐりや袖が見えなくて誰のどのアイテムなのかがわかりにくくなることが多いですよね。タンクトップなのか半袖長袖なのかや、厚さや薄さなどが畳んでしまうことでパッと見たときにわかりにくくなる。

その結果、特にインナー系はあるのを忘れてまた買ってしまうっていう方がとても多いです。現場で依頼者さんと一緒にお片付けをしていたら『どこかにあると思ってたけど、こんなところにあったんだ』とびっくりされるのは、整理収納の現場あるあるです。

かけっぱなしにすると丸見えなので、とても在庫管理しやすいんです。

あるとき、うちにハンガーが何個あるか数えてみたんです。
タオルも入れて1人100本使ってました。家庭により違いはあるけれど、畳まない収納にするにはハンガーがたくさん必要になります。

店舗やネットで探すと使いやすそうなハンガーは1本100円ぐらいするんですね。できれば、100円ショップで手に入るような5本セットになっているようなコスパの良いものが欲しいと思ってます。

幅が45cmでくぼみ付き、薄型プラスティックかアルミ製で軽いもの、丸いフォルムで可愛くてハンガー跡がつきにくいもの。この条件を満たすものをずっと探してるんですけど、なかなかないんですね。

一方で、気になることは、45cmだと子どもや小柄な人には大きすぎるところと、乾燥機能つき洗濯機を使ってる方は、ルーティン自体違ってくるので。

ということで、私が皆さんにお尋ねしたいのは、洗濯乾燥機派が増えてる中で、どれぐらいニーズにマッチしているのか、どんなハンガーをどう使い分けてるか、どんな洗濯動線で家族とどう家事シェアしているか、ということです。」

整理収納タスカジさんの洗濯ルーティンをシェア

seaさん「45cmのくぼみつきハンガーがなぜ必要なのかがすごくよく伝わりました。まゆさんのお宅の仕組みがあってこそのハンガーなので、このハンガーを使えば誰でも何でも便利になるよということではない、ということも同時にわかりましたよね。

なので、ハンガーを統一するとか、このタイプのハンガーにまとめることで、メリットが生まれる家と、別の悩みが生まれてしまう家もあるような気もします。

皆さんのお家の洗濯ルーティーンに合わせて考えて感じたこととかあれば聞かせていただきたいのですが、みなさんどうですか。」

isopunさん「依頼者さん宅では、子供服店のサイズが書いてあるハンガーや、上下一遍に干せるハンガー、ほんとうに色んな種類があって、ハンガー揃えられたらいいななんていつも思いますね。我が家では、2種類のハンガーを使っているので、私もハンガーを揃えるところから提案したりしますね。」

seaさん「小さいお子さんのハンガーから大人のハンガーに切り替わるのは、どれぐらいが目安なんですか。」

isopunさん「我が家は今まさにその時期で、140〜130cmくらいではないですかね。いろんなものを1種類のハンガーで済むならすごい便利だなって思います。」

ゆみ先生さん「家庭の中にいろんな種類のハンガーが混じってると、使っていない時の収納時もどうやって収まり良くしまうか、少し考える時間ができてモヤモヤしたりするんですよね。使うハンガーの種類がある程度限られていて、色んな方法で使い回せると、収納する時もスペースを縮小できるしいいなと思いました。

ちなみに、我が家は型崩れしてしまうかもしれないのですが、夫のズボンを幅広のハンガーで引っかけているんです。そうすると幅40cmのハンガーだとスポーンって抜けちゃう。大人の男性のズボンの腰回りを考えると、45cm幅くらいのハンガーサイズならちょうど引っかけられて使えるなと思いました。」

natureさん「私は時短や効率をすごく重視しています。ズボラな性格でめんどくさがりなので、ハンガーを色々な種類にしてしまうと、使いこなせないんですよね。これにはこれ、あれにはあれ、と使い分けるよりも、万能なハンガーが一つあって全部それにかけられる方が頭を使わなくて、それだけでストレスがかからないと思うんですよね。もう、ほんとにめんどくさいんですよ(笑)

まゆさんが考案したハンガーが万能なのであれば、それに全部統一したらどんなに楽かってすごい思います。

私も、滑らないハンガーは、人気があってすごくいいっていうからちょっと試してみたけど、やっぱり滑らないのは私には合わなくて。娘たちは100円ショップの薄いハンガーを使っているんですが、私に関しては、お恥ずかしながらクリーニング屋さんの黒いハンガーです。もうあれが私にとっては一番合っていて(笑)

あるとき、それを人に話したら『やっぱりクリーニング屋さんって専門店だからすごいいいですよね』っていう人がいたりして、あ、私と同じ人がいたと思ってちょっと安心しました(笑)」

seaさん「黒いハンガーの良さはありますよね。私もクリーニングハンガー派なので、すごいわかります(笑)」

natureさん「無料だから、どんどん溜めていって使っていってますね(笑)」

seaさん「ハンガーについて、必要な本数(1人100本)を出していただいたのもすごくインパクトがありましたよね。

整理収納の現場でも、『畳まない管理に切り替えるとしたら、●本ぐらいは必要です』『それをかける場所の広さはだいたいこのくらい必要です』『クローゼットを増設するとしたら、このあたりにこんなふうにかけると良さそうですね』といった提案もできそうです。

まゆさん宅の仕組み、すごく勉強になりましたね。」

後編「洗濯を家族のリレーに『家事シェアできる個別洗濯ネット』、クローゼットアレンジの自由度をあげる!『伸縮・折りたたみ可能なメッシュ収納ケース』に続く>>>

今回のスピーカー(アイデア提案者)

isopunさん:
タスカジさん歴3年目。千葉・東京エリアで活動中。お客様と一緒にお客様好みのお家を作っています。片付けって楽しい、自分の家が好きと思うお客様を少しでも増やしたいと思っています。
プロフィールページはこちら

まゆさん:
タスカジさん歴4年目。関西エリアを中心に活動中の整理収納タスカジさん。整理収納の仕事で大切にしていることは、ご依頼者様の価値観に寄り添って、一緒に楽しく作業すること。
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監修者 at 株式会社タスカジ | Website | + posts

株式会社タスカジの代表取締役。国内大手ITベンダーに入社。その後MBA(経営学修士)を取得。2013年に共働きの家庭における新しいライフスタイルを実現するため、起業。2014年に家事代行マッチングサービス「タスカジ」を開始し、2017年に日経BP社 日経DUAL「家事代行サービス企業ランキング」1位、「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018働き方改革サポート賞」を獲得。
多くの人が自分らしく生きる時間を増やせる社会を実現するため、一般家庭でも気軽に質の高い家事代行を利用できる仕組みを作るという想いで「タスカジ」を立ち上げた。

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