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丁寧なコミュニケーションを通して家族みんなが笑顔になれる料理を提供【タスカジさんインタビューVol.4】

家事代行マッチングサービスのタスカジは、毎年開催する「タスカジさんアワード」にて、依頼実施件数やレビュー評価などをもとに素晴らしい活躍をしたタスカジさん(※)を選出・表彰しています。

今回は、今年度の「タスカジさんアワード」で新人賞を受賞されたケイ*さんにインタビュー。タスカジの料理代行での仕事で普段大切にしていること、依頼者様のお役に立つために心がけていることなどをお聞きしました。

(※:タスカジさん=タスカジに登録しているハウスキーパーの呼称)

家事代行マッチングサービス「タスカジ」なら、1時間1,500円からクローゼットやキッチン収納など家の片付けを家事のプロに依頼することができます。依頼の予約はWEBやアプリから手軽にできますので、ぜひお試しください。

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「料理を仕事にしたい」という想いが忘れられず、勇気を出してタスカジで家事代行をスタート

――ケイ*さんのタスカジでのお仕事内容と、今までの経歴を教えてください。

私は料理・作り置きのタスカジさんとして活動しています。昔から誰かのために料理を作ることがとても好きで、学生時代は友人を招いて料理をふるまうご飯会をよく開催していたことから「料理番長」というあだ名がついたほどです。

私の作る料理をみんなが「おいしい!」と食べてくれるのが幸せで、趣味で野菜ソムリエの資格も取得しました。料理に関わる仕事への憧れもありましたが「もし大好きな料理を仕事にして、つらくなった時、心が休まる場がなくなったらどうしよう」という不安もありました。そこで学生時代は料理ではなく、別に興味のあったデザインの道に進み、その学びを活かせる会社に就職したんです。

ただ、やはり「いつか料理のお仕事をしてみたい」という気持ちはずっと心の中にありました。結婚を機に会社を退職したときに昔からの夢を夫に相談したところ、チャレンジしてみたらと背中を押してもらってタスカジさんとして料理代行を始めました。

――本当にお料理がお好きなんですね。プロフィールに載っているお料理の写真はどれもおいしそうです。

個人的にレシピサイトで料理のレシピを公開しているのですが、おいしそうに見える・シズル感のある盛り付けと写真の撮り方は自分なりに勉強して工夫しています。その知識がタスカジでも活きているのは嬉しいですね。

それからプロフィールに載せるおすすめメニューも、「おいしそう!食べてみたい!」と思っていただけるようなメニュー名にこだわっています。例えば「コトコト煮込んだ●●」「ごはんにすごく合う●●」など、これってどんな味なんだろうと興味が湧くようなものになるように心がけています。

ケイ*さんのプロフィール

それぞれの家庭の好みを細かく把握!依頼者様からのフィードバックは宝物

――ケイ*さんにご依頼される方はどういった方が多いですか。

私の定期契約の依頼者様はすべてお子様がいらっしゃるご家庭です。お子様の年齢は赤ちゃんから中学生くらいまで様々ですね。傾向としては共働きのご夫婦で、小さいお子様が何人かいらっしゃるご家庭が多い印象です。

私にご依頼いただいている依頼者様は作り置きの品数を重視で希望されるというよりは、全体の彩りがよく栄養があって美味しいものをきちんと食べたいというニーズを持っている方が多いように思います。その点は私の大事にしたい方向性と、依頼者様の求めてくださるものがマッチしていて楽しくお仕事をさせていただいています。

皆様ととても良い関係を築くことができており、料理に対するフィードバックをいただきながら「次はどんなものを作ろうか」「どうすればよりご満足いただける内容にできるか」と日々考えて料理を作っています。

――お子さんの年齢やご家族の好みによって料理のリクエストは違ってくると思いますが、依頼者様のご要望にはどのように応えていますか。

基本的には、何度かやりとりを重ねて各ご家庭のお好きな味の傾向を理解し、合わせるようにしています。だしのきいた味が好きとか、甘い方が好きとか、和食がいい、グラタンやヤンニョムチキンのようなキャッチーなメニューがいいなど、リクエストはご家庭によって様々ですね。

依頼者様には「前回のこの料理が好評だった」とか「煮物系は子供達はそこまで好きではないようだった」といった具体的なフィードバックも頂けているので、料理を作るうちにこうしていけばいいんだなという傾向がご家庭ごとにまとまっていきます。

――これまでのリクエストで大変だと感じたものがあれば教えてください。

飲食店などでの調理経験が全くないこともあり、「一品でも多く料理を作ってほしい」というスピードや品数重視のご依頼のケースに初めはどうしても苦手意識がありました。「急がなきゃいけない」という焦る気持ちが強くなり、火傷などの怪我が増えて効率が落ちたり、料理一品あたりのクオリティが下がってしまったりと、今後に向けてこの課題を乗り越えていくべきだなと学んだ出来事でした。これはご依頼の回数を重ねて少しずつ経験値が上がることで改善されていき、徐々に効率のよい進め方を体で覚えていきました。

また「薄味がいい」というご依頼では、塩味よりもだしの旨味を効かせるようにしたり、ソースを別添にして個人で味の濃さを調整できるようにしたりと、色々な工夫をしました。それぞれのご家庭で好みの味は違いますから、そこに柔軟に合わせる大切さを考えるきっかけになったご依頼です。この経験は今でも役立っているので本当にありがたいと思っています。

味の研究とレパートリーを増やす努力は普段から欠かさない

彩り・盛り付けも重視

―お料理のクオリティを高め、より依頼者様のお役に立つためにケイ*さんが普段実践していることがあればぜひ教えてください。

積極的に外食もするようにして、専門店などで本場の味の研究をしています。自分の作り慣れた味ばかりを繰り返していると依頼者様も飽きてしまうと思うので、本場に近い味を知ったり、こういう組み合わせがおいしいんだなと発見したりするために、自分で色々なものを食べてみるのは大事だと思っています。

またレシピサイトもよく見るのですが、調味料の配分を覚えるというよりは、味の方向性としてとらえるような見方をしています。普段は依頼者様のお宅にお邪魔して料理をするので、調味料を固定して覚えてしまうと、お宅に同じものが置いてなかったときに代わりがきかなくなります。ですので、「しょっぱい味と酸っぱい味が加わるとこの食材に合うんだな」というように、ざっくりとした組み合わせ方などを研究してイメージをふくらませてご依頼内容に活かしています。

―なるほど、依頼者様の冷蔵庫にある調味料や材料で柔軟にお料理が作れるように日々研究しているのですね。

こうした研究はとても楽しいです。実は、隠し味には意外なものが使えることもあります。これは最近発見したのですが、トマト煮に焼肉のタレを入れると、トマトの酸味が短時間で気にならなくなります。特にトマト缶はクエン酸が入っていて酸っぱいので、一般的には砂糖を少し入れて長時間煮込む必要があると思うのですが、焼肉のタレには色々な調味料がバランスよく入っていて味をマイルドにしてくれる効果があります。ぜひご家庭でも試してみてください。

アワード受賞で芽生えた自信が「もっと依頼者様のお役に立ちたい」気持ちの原動力に

タスカジさんアワード2023の様子

――今回、ケイ*さんは「タスカジさんアワード」で新人賞を受賞されました。おめでとうございます!受賞の感想や周囲の反応についてお聞かせください。

家族や友達もすごく喜んでくれました。私は最初、驚きの気持ちが強くて現実味がなかったんですが、これまでタスカジさんとして頑張ってきたことを評価していただいて大変感激しています。

会社員時代はなかなか個人が賞をもらう機会はなかったので、今回の受賞は私の自信に変わりました。また日々の仕事の原動力にもつながっています。名誉な賞をいただき心から感謝しています。

――ケイ*さんはタスカジさんになってから約1年ですが、今後に向けた意気込みや挑戦していきたいことがあれば教えてください。

これからは、過去にデザインの仕事をしていた経験をますます活かしたいと思っています。私はおすすめのメニューを印刷して依頼者様にお渡ししているんですが、それによって「次はこれがいい」と指定しやすくなったというお声をいただいています。そういった工夫が他にもできないかと日々考えています。

加えて、私は定期のご依頼がメインで、当日の冷蔵庫の中を拝見してメニューを決めて料理を作る「完全おまかせ」の依頼者様が多いのですが、毎週でも飽きのこない味のレパートリーの研究をこれからも重ねていくつもりです。

依頼者様の前週のご依頼内容や味の好みはすべてメモするようにしているのですが、より良くしていくために何ができるか、制限のある中で新しいものを追究できないか、そんなことを考えて様々な工夫をするのが今はとても楽しいですね。

――これから「タスカジさんになりたい」と考える方へ向けたメッセージをお願いします。

私は性格上今も昔も自分に自信がなく、また特別な資格や調理の業務経験もなく、「料理が大好き」「依頼者様のためにお役に立ちたい」という気持ちだけでこの仕事を始めました。でも逆に言えば、そんな気持ちがあれば、依頼者様たちへ充実したサービスをお届けするために何をすればいいかが自然と見えてくると思っています。。私にだってできたので、皆さんにもきっとできると思います!タスカジは個人のやりたいことを実現できる仕事なので、迷っている方もぜひ一度チャレンジしてほしいですね。

タスカジさんは依頼者様の味方!気軽な気持ちで頼って、悩みを話してほしい

――お料理も含め、家事代行の利用に壁を感じる依頼者様はまだまだ多くいらっしゃいます。そんな方に向けてメッセージをいただけますか。

タスカジさんとして活動していて、やはり「家事代行を頼むのはなんとなく気が引ける」という方をたくさん見てきました。ただ、よく依頼者様からお聞きするのは「悩みを吐き出したら、自分の中で整理することにつながった」という声です。家事代行をお願いしてみたらこんなに快適になるんだ!と実感したり、誰かに頼ることも必要だと思えるようになったりして、良い変化が訪れているようです。

私としては「ぜひ気軽に頼ってほしい」ということに尽きるのですが、依頼者様が思っているほど家事代行のハードルは高くありません。それに、他のタスカジさんたちもきっとみんな「ぜひお悩みを聞かせてほしい」という気持ちで仕事をしていると思います。

依頼者様から「キッチンの環境が充実していないから」「整理整頓してから依頼しないと使い勝手が悪く申し訳ない」といったコメントを頂くこともありますが、私はヘルプでお邪魔している立場なので、そこにまで気を遣っていただいてしまうとご負担が増えて本末転倒ですよね。

ぜひおうちの環境はお気になさらず気軽にタスカジに頼っていただきたいと思います。まずは一度試して、お悩みを一緒に考えたり、解決に向けて行動を起こすきっかけにしてくださると嬉しいですね。

――依頼者様との丁寧なコミュニケーションを通して、ご家族の好みに近い料理を提供するプロ意識には脱帽でした。本日はとてもためになるお話をありがとうございました。

お料理で誰かを笑顔にしたい!という想いを胸に、タスカジさんとして活躍するケイ*さん。日頃から料理の研究を欠かさず、依頼者様のお役に立ちたいという強い気持ちが伝わってきました。

この記事を読んで「お料理のタスカジさんに依頼してみたい!」「どんなメニューを作れるのか知りたい」「料理代行の仕事をしてみたい」と思われた方は、ぜひタスカジのサイトをご覧ください。

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