換気扇の掃除は、油汚れを落とすのに苦戦することが多いです。簡単に油汚れを落とす方法はないのでしょうか。本記事では、換気扇の汚れを放置するリスクや汚れの原因、換気扇掃除の効果的な方法として、適切な頻度や掃除のタイミング、重曹を用いた掃除の手順について解説します。
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換気扇の掃除をしない人は意外と多い?
20~70代の男女を対象とした調査で、「2021年、レンジフードをいつ大掃除したか」という問いで、全体の50%以上の人が「1度もレンジフードを掃除しなかった」ということが明らかになりました。その理由として、最も多く挙げられたのが「油汚れ掃除が面倒だから(34.7%)」です。また、「掃除方法がわからないから」と回答した人が27.0%いました。
換気扇は、使用頻度が高い分、汚れも溜まりやすいものです。普段の掃除で行き届かない場所であるため、面倒に感じる人が多いといえるでしょう。
参照元:「レンジフードの換気・掃除に関する調査|富士工業株式会社
換気扇の掃除をしないとどうなる?
先ほどの調査では、問題なく使えているから掃除しないという回答も多く見られました。では、換気扇の掃除をしないと、どのようなことが起こるのでしょうか。換気効率が下がり、部屋に臭いが充満する原因となります。汚れによって、換気扇が臭うこともあるでしょう。
さらに、長期間放置すると、酸化した油で塗装が変質し、はげてしまうこともあります。場合によっては、換気扇の故障や、油汚れがコンロに垂れ落ちて火事になるといったケースもあるため、汚れがひどくなる前に掃除をするようにしましょう。
換気扇のベトベトした汚れの原因
換気扇の汚れには、主に3つの原因があります。
- 油
- ほこり
- タバコのヤニ
換気扇のベタベタした汚れの原因は、油とほこりです。家族に喫煙者がいる場合、油とほこりに加えタバコによる汚れも付着します。
油
調理油と料理の際に出る蒸気とともに、換気扇に吸い込まれることでフィルターやファンに付着します。この付着した油の酸化が進むと、ベタベタとした茶色の汚れに変わるのです。揚げ物や炒め物など油を使う料理をする家庭では、換気扇が汚れやすいといえます。
ほこり
換気扇は、室内と室外の空気を入れ替えるための機器です。そのため、キッチンの換気扇は、油以外に空気中のほこりも一緒に吸い込みます。油汚れにほこりが混ざると、真っ黒で頑固な油汚れとなり、ますます落ちにくくなるのです。
タバコのヤニ
換気扇の近くでタバコを吸う場合は、さらに注意が必要です。換気扇は、油やほこりとともにタバコの煙も吸い込みます。タバコには、ヤニと呼ばれる植物性樹脂のタールが含まれ、一度付着すると簡単には落とせません。さらに、タバコ特有の臭いも発生します。
換気扇掃除の効果的な方法
ここでは、換気扇を自分で掃除する方法をご紹介します。効果的に掃除をするためには、まず掃除の適切な頻度やタイミングを知る必要があります。必要な物をすべて揃え、正しい手順で進めましょう。また、掃除中に換気扇が作動しないよう、電源をオフにし、電源プラグを抜いておくと安心です。
掃除の適切な頻度とタイミングを知る
換気扇の汚れの程度にもよりますが、料理が終わってすぐであれば、水拭きでも落とせる程度です。時間の経過にともない、ベタベタとした汚れが落ちにくくなります。そのため、汚れを溜め込まないうちに掃除をしておきたいものです。
昨今の換気扇では、お手入れ時期を示すタイプがあり、1日2時間ほど作動させる場合180日後にランプが点灯するなど高機能の機種もあります。このことからも、数ヶ月〜半年に1回くらいの頻度で、しっかり掃除すると良いでしょう。
掃除のタイミングに関しては、5月のゴールデンウィークや8月、12月などの長期休暇と決めておくのも、良いかもしれません。
掃除に必要な道具を用意する
基本的に、家庭で普段から使っている物で掃除ができます。重曹には、工業用と食用、薬用があり、掃除用には工業用を使います。料理にも掃除にも使いたい方は、食用の重曹を使っても構いません。
換気扇掃除に使う道具は、以下の通りです。
- 重曹
- 新聞紙(ブルーシート)
- ゴミ袋などのビニール袋(45Lサイズ)
- 歯ブラシ
- スポンジ
- 雑巾
- ゴム手袋
- マスク
- ドライバー(換気扇の分解に使用)
上記に加えて、汚れがひどい場合には、重曹ペーストにするため、ラップもしくはキッチンペーパーも用意しておきます。
重曹を使った換気扇掃除の手順
ここでは、重曹を使った換気扇掃除の手順を解説します。油汚れは、酸性の性質があるため、アルカリ性の重曹を用い、中和させて汚れを落とします。
手順1.換気扇を掃除する場所の汚れ対策をする
掃除の際に、コンロ周辺が汚れないよう、新聞紙を敷いておきましょう。新聞紙を多めに敷くだけでも構いませんが、汚れなどで濡れるのを防ぐために、ブルーシートを敷いておくと安心です。
手順2.浸け置きに使う重曹水を準備する
浸け置きに使う重曹水は、一度沸騰させると強いアルカリ性になり、汚れを落とす効果が高まります。大きめの鍋に水1Lに対して大さじ3杯の重曹を入れ、かき混ぜながら沸騰させ、20分ほど煮込んでから冷まします。重曹水の量は、パーツの大きさに合わせて必要な分を作っておきましょう。
手順3.フィルターやファンを外す
換気扇のフィルターやファンを外します。外し方はメーカーによって異なるため、取扱説明書やホームページを確認して、正しく外すことが大切です。安全に作業ができるよう、脚立もしくは安定感のあるイスを足場にしましょう。
ネジが油汚れで固まって回らないときは、ドライヤーで温めると油が緩んで回りやすくなります。また、部品ごとにまとめて、どこの部品なのか分かるようにしておきましょう。
手順4.フィルターやファンを浸け置きする
フィルターやファンを他の部品と一緒にゴミ袋に入れ、作っておいた重曹水を注ぎ、1時間から2時間程度浸け置きます。ゴム袋は破れにくいように2枚重ねにするとよいでしょう。汚れが浮いてきたら、歯ブラシやスポンジで汚れを落としていきます。
手順5.お湯で洗い流して乾かす
フィルターやファンをお湯で洗い流してから、十分に乾かします。洗い残しがあると、重曹が付着し、汚れの原因になるため、洗い残しがないようにしっかりと洗いましょう。その後、水拭きをしてから、新聞紙の上で乾かします。
手順6.レンジフードの油汚れを拭く
レンジフードは、新聞紙などで、あらかじめ油汚れを拭き取ってから、重曹水を染み込ませた雑巾で拭きます。汚れが取れないからといって、こすりすぎると塗装がはがれてしまう恐れがあるので注意しましょう。仕上げに、固く絞った雑巾で汚れが残らないように何度も水拭きします。
ひどい汚れには重曹ペーストで対処する
重曹水でも落ちない汚れは、重曹ペーストで対処しましょう。重曹2:水1の割合で混ぜ合わせ、ペースト状にします。ひどい汚れの箇所に直接塗り、ラップやキッチンペーパーでパックします。30分程度置いてから、汚れをペーストごと取り除いた後、お湯で洗い流して、乾かしましょう。
日々の掃除の手間を軽減するなら家事代行に依頼しよう
換気扇の掃除は、重曹を使った浸け置き洗いのように時間をかければ、誰もが簡単に掃除できます。しかし、年に2回の換気扇掃除に加えて、日々こまめに掃除するのは厳しいという方も多いのではないでしょうか。おすすめは、日常のキッチン掃除を家事代行に依頼することです。家事代行に依頼し、換気扇周りの油汚れをこまめに取り除いておくことで、大掃除の手間を大きく減らすことができます。
ただし、家事代行では換気扇周りの拭き掃除、紙フィルターの定期交換までが対象となります。今回ご紹介したような換気扇の分解洗浄は、家事代行ではなく、ハウスクリーニングなど、プロの専門業者に頼む必要がありますので、ご注意ください。
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最後に
本記事では、換気扇掃除の効果的な方法として、適切な頻度や掃除のタイミング、重曹を用いた掃除の手順について解説しました。換気扇掃除をしないまま放置していると、換気効率が下がるなど様々なリスクがあります。とは言っても、日頃から手の行き届かない家事の1つであり、換気扇の分解洗浄はできればやりたくないと思う人も少なくありません。
換気扇内部の洗浄は、ハウスクリーニングを利用することも一つの手段ですが、費用が高額になりがちなこともあります。換気扇の内部にひどい汚れが溜まる前に、できれば自分でこまめに掃除するか、日々の掃除を定期的に家事代行サービスに依頼するのはいかがでしょうか。その方が、全体的なコストパフォーマンスが高く、快適に暮らすことができるかもしれません。家事代行の利用を検討する際には、ぜひタスカジの利用をお試しください。
株式会社タスカジの代表取締役。国内大手ITベンダーに入社。その後MBA(経営学修士)を取得。2013年に共働きの家庭における新しいライフスタイルを実現するため、起業。2014年に家事代行マッチングサービス「タスカジ」を開始し、2017年に日経BP社 日経DUAL「家事代行サービス企業ランキング」1位、「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018働き方改革サポート賞」を獲得。
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