最近ではさまざまな場面でSDGsを耳にする機会が増えました。メディアなどでも各企業の取り組みや方針について紹介されていることがありますが、SDGsは企業や国だけでなく、家庭でも取り組むことができます。タスカジでは2020年に「タスカジSDGs宣言」を発表し、家事代行の利用を通じて「ジェンダー平等の実現」と「働きがいも経済成長も」という目標を掲げています。
今回はSDGsがどのようなものか、またタスカジではどのような取り組みをしているのかをご紹介いたします。
SDGsとは
・SDGsとは?
持続可能な開発目標のことで、2015年の国連サミットで定められた国際社会共通の目標です。2030年までに達成を目指す17のゴールと169のターゲットが定められています。
SDGsとは(外務省HPより)https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
・SDGsが注目されている理由
SDGsが注目されている背景には、2006年当時の国連事務総長アナン氏が提唱した責任投資原則(PRI)があります。この提唱では、投資家が企業へ投資をする際に財務情報だけ見て投資するのではなく、ESG(環境・社会・ガバナンス)の課題を反映させることとしています。これをきっかけに日本企業にもESG(環境・社会・ガバナンス)を考慮する動きが広まりました。
タスカジの取り組み
・タスカジのSDGs宣言とは
タスカジは創業以来、家事をベースに社会の課題解決に貢献してきました。新しい家事文化を作ることで、SDGsの「ジェンダー平等の実現」と「働きがいも経済成長も」を目標としています。
・タスカジに対する評価は?
タスカジに登録する依頼者・ハウスキーパーを対象にアンケートを実施したところ、依頼者のうちリーダー的地位にいる人の83%は、家事代行が「キャリアアップに役立つ」と回答しています。また、ハウスキーパー全体の92.5%がタスカジのサービス提供者として働くことに「満足している」と回答しました。
・現代の家庭ではまだまだ女性の家事負担率が高い
日本では専業・共働きどちらも男性のほうが仕事量が多く、女性のほうが家事負担率が多いのが現状です。三井住友カードの調べ(※注1)では、家事分担の満足度に不満を抱いている女性は男性より多いとの結果が出ています。女性の家事負担率を下げるには男性の協力が欠かせませんが、共働き夫婦の場合、双方とも時間を確保するのが難しいこともあるでしょう。
共働き夫婦のワークライフバランスを実現するには、周囲の協力が必要です。家事代行の利用は、双方の家事負担率を下げてワークライフバランスを実現することに非常に有益であると考えられます。
※注1(参照:https://www.smbc-card.com/like_u/life/housework_sharing.jsp)
・家族家事を分担することもSDGsにつながる
SDGsのゴールにはジェンダー平等が含まれています。そのためには、夫婦間だけでなく子どもにも家事を分担してもらうなどの工夫が必要です。「女性だから」「妻だから」という固定観念で家事負担が1人にかたよるのではなく、家族みんなが家事に協力して一人ひとりの負担を軽減し、男女間の家事負担の平等化につなげていきましょう。
夫婦間で家事をうまく分担する方法
・やりやすい家事を把握する
得意なことや家事をしやすい時間帯、こだわりたいことは人によって異なります。洗濯が得意な人には洗濯を任せる、朝早く家を出るほうがゴミ出しをする、というように家事を分担すれば不平不満も出にくくなるでしょう。
また、家事をスムーズにこなすには、夫婦間のコミュニケーションが欠かせません。家事分担がうまくいかない最大の理由は会話不足にあると言われています。まずは夫婦で話し合い、お互いの得手不得手や譲歩できるポイントを探ってみましょう。
・便利家電や家事代行サービスを使って家事を軽減
最近は乾燥機付き洗濯機やお掃除ロボットなど、便利な家電が増えています。掃除や料理、買い物などの家事をお任せできる家事代行サービスも人気です。共働き家庭で家事をする時間がとれない場合は、このような最新テクノロジーや便利なサービスを活用して家事の負担を軽減しましょう。新しい家電を購入する場合やサービスを利用する場合は費用がかかりますが、家事の負担が減る長期的なメリットを考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
・家事代行を利用した夫婦の感想
“今まで休日にまとめて家事をしていましたが、家事代行のおかげで日曜日は夫婦でゆっくり過ごせるようになりました。”
30代/女性
“掃除が苦手なので今まで妻に任せっきりでしたが、家事代行サービスをプレゼントしたところ、家の中がきれいになり非常に喜ばれました。”
40代/男性
まとめ
家事代行サービスを利用することは、女性の家事負担を軽減できるだけでなく、SDGsの実現にもつながります。共働き家庭で家事をする時間がない・家事負担が辛いと感じたときは、ぜひタスカジの利用をご検討ください。
株式会社タスカジの代表取締役。国内大手ITベンダーに入社。その後MBA(経営学修士)を取得。2013年に共働きの家庭における新しいライフスタイルを実現するため、起業。2014年に家事代行マッチングサービス「タスカジ」を開始し、2017年に日経BP社 日経DUAL「家事代行サービス企業ランキング」1位、「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018働き方改革サポート賞」を獲得。
多くの人が自分らしく生きる時間を増やせる社会を実現するため、一般家庭でも気軽に質の高い家事代行を利用できる仕組みを作るという想いで「タスカジ」を立ち上げた。