この記事は2024年10月に開催されたハウスキーピング協会主催「整理収納フェスティバル2024」でのタスカジさんインタビュー内容をまとめたものです。
【登壇者】
くみたさん 関西エリアで活動中の掃除・整理収納タスカジさん
【進行】タスカジ事務局 武石
整理収納の仕事を始めたきっかけは、家族の喜ぶ顔
―今日は「整理収納の資格を取得したら、タスカジでの理想の働き方を見つよう!」というテーマで、現役の整理収納タスカジさんとして活躍中の「くみたさん」をお迎えしました。
今回の対談をきっかけに、整理収納のお仕事をこれから始めようと思って一歩踏み出す方の後押しになればと思います。
まずはくみたさん、自己紹介をお願いします!
くみた:こんにちは!「くみた」です。タスカジでは、関西を中心に奈良や大阪などで活動しています。私は現在、8歳と6歳の子どもがおりタスカジでは週2〜3日働いています。主に整理収納やお掃除の仕事をしており、タスカジ以外にもベビーシッターの仕事をしています。
―ありがとうございます。ベビーシッターのお仕事をされていて、その後家事代行(整理収納・掃除)の仕事を始められたとお聞きしていますが、なぜ始めようと思われたのですか?
くみた:以前、祖父母の自宅の片付けをする機会がありました。祖父母宅は昔ながらの一軒家で、掃除にとても時間がかかるため、祖母からSOSをもらって手伝い始めたのがきっかけです。
おうちの縁側の片付けをお願いされて片付けをしたところ、「こんなに物で溢れてたのに普通に過ごしてたよ。びっくりした。お片付けってすごいね。」ととても喜んでもらったんです。おばあちゃん子だったこともあり、役に立ててすごく嬉しかったです。
お掃除や整理収納を仕事にしてみたいなと思うようになったのはそこからですね。
自分の行った片付けに感謝される喜びを知って、これを仕事にできないかなという気持ちがムクムク湧いてきました。
―なるほど。何気なくやっている日常の家事を褒められたり、喜んでもらったことがきっかけでタスカジさんになったというお話、確かに他のタスカジさんからもよくお聞きします。
どのような依頼が多い?
―実際にタスカジで仕事を始めてみて、どのような依頼が多いですか?
くみた:私の場合は整理収納とお掃除のミックスのご依頼が多いです。一人暮らしやファミリー層、ペットと暮らしている方など、環境は様々なんですがまずは整理をして物を整えたい。そしてある程度片付いた段階で、お掃除で空間を整えたいという方が多いですね。
―整理収納と掃除は繋がりが深いといいますよね。
くみた:ええ。整理収納をすると物がどこにあるかわかりやすくなりますよね。そこから今まで見えなかった部分のお掃除が始まります。例えば「ここ、実はホコリがのってたよ」とか、「長い間くもってたね」っていう具合にお掃除のスイッチが入って窓拭きなどを依頼される方もいらっしゃいます。
お家が片付いてものが整理されると、きれいな状態をキープしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
―そんな中でくみたさんはご自身のどんな部分を得意領域として活かしていますか?
くみた:部屋一面に散らばった物の定位置を決めるプロセスにやりがいを感じますね。
初めてお伺いするお宅だと、床に直置きの物が多かったり、まだ物の定位置が決まってないことも多いです。
そんなときに、おまかせしますって言っていただくと、普段に増して気合いが入ります(笑)
また、様々な年代や立場の方のお話をしっかり聞いて、そこからどんなご依頼で、どう片付けやお掃除していくかという過程も好きですね。
あまり会話するのが得意ではないと思っていましたが、依頼者さんへヒアリングをしていくと自然と雑談が生まれます。そのとき「実はここを片付けたい」とか「本当はここを掃除したい」とこっそり打ち明けてくださる方も多いので、会話も楽しくなってきました。
ー素敵ですね。タスカジの仕事を通して、知らなかったご自身の得意を発見されたというわけですね。
タスカジ全体では掃除や料理も人気。近年は整理収納の人気が急上昇中!
個人事業主だから、自分で自由にシフトを決められ、スケジュールも立てやすい
―タスカジの仕事はフリーランス(個人事業主)で、自分で仕事を組み立てたり、スケジュール管理、健康管理をしっかりすることが必要ですが、働き方の部分で大変だったことはないですか?
くみた:子育て中ですので、健康管理は大変ですね。子どもが体調不良の時など私の代わりにサポートに行ける方はいないので夫が休みをとって協力してくれています。
しかし個人事業主として自分でシフトを決めれらるというのが、私はストレスがなくとても気に入っています。
無理なく自分のペースで活動できて、子どもの学校行事などに合わせて、今月は少なく、来月はプラス1件多くサポートしてみようかな、など自分で決めて活動できるところが魅力です。
特に定期依頼の場合ですと、依頼者さんのお子様が運動会シーズンで「今週はお休みしたいです」とおっしゃることもありますし、逆に私が子どもの運動会で訪問が難しそうなときは「日程変えましょうか」と言ってくださることもあり、お互い無理なく心地良い関係を築かせていただているなと感じます。
定期依頼の方、初めてご依頼してくださる方、数ヶ月ペースでスポット依頼をしてくださる方など依頼のペースは人それぞれですが、毎月おおよそ決まった数の依頼を受けています。
―依頼数が安定してくると、スケジュールも決めやすくなりますね。
その他、働き方の点でなにかお気に入りはありますか?
くみた:はい。今まで行ったことのない色々な場所に行けるところも気に入っています。
普段は車で移動することが多く、電車での移動はあまりありませんでしたが、タスカジを始めてから電車で移動することが増えました。移動中に読書ができたり、観光名所が近いときはふらっと足を運んだりしています。これが気分転換にもなり気に入っています。
―実際に移動時間まで、自分の時間として活用されているのですね。
くみた:ええ。とても楽しみに移動させていただいています。
また好きなことを仕事にすることで報酬がえられ、自分の自由に使えるお金も増え、以前から気になっていた習い事ができるようになったことも喜びのひとつです。
家計にも余裕が生まれました。
子どもが小学生と園児ですので、習い事をしたいと言われたときにも家計の一端を担うことができて、とても嬉しいなと思います。
―なるほど。好きなことや得なことを仕事しながら、人生の楽しみを増やしていく、そんな働き方をされているんですね。とても素敵です。今日は色々なお話をしてくださり、ありがとうございました!
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