何かと面倒でついつい放置しがちになるのが洗濯槽のお掃除ですよね。しかし洗濯槽はお掃除を怠るとカビの温床になりやすいので気をつけましょう。今回は、身近にある物を洗剤代わりに使った洗濯槽のお掃除方法についてご紹介します。
?■まずはその前に洗濯槽のお掃除に使える洗剤について
洗濯槽のお掃除には、酸素系の洗剤と塩素系の洗剤のどちらも使用できます。酸素系も塩素系も洗濯槽のお掃除専用の洗濯槽クリーナーが市販されていますが、中身はほぼ同じです。酸素系の洗剤は、主成分である過酸化ナトリウムに強い発砲力があり、この力により、洗濯層にこびりついたカビをはがしとることができます。また、衣類や環境にも優しく、ニオイもマイルドで気にならない点も、塩素系より優れています。
塩素系の洗剤は、強い殺菌力を持っていることと、お掃除方法が簡単であるという点が、酸素系よりも優れています。ただし、ニオイや肌への刺激が強い点や、取扱いに厳重な注意が必要な点が難点といえるでしょう。
洗濯槽のお掃除にこれらの洗剤を使う場合は、酸素系と塩素系の双方の特徴をしっかりと把握したうえで、うまく使い分ける必要が出てきます。というわけで、面倒な洗剤の使い分けの必要がなく、双方のいいとこどりができるという、洗剤代わりに身近なものを使った洗濯槽のお掃除方法をご紹介します
■洗濯槽のお掃除に、洗剤代わりとして使用できる身近なものとは?
はい、それは、あの万能アイテムとして名高い重曹です。重曹なら、わざわざ買い求めなくても、すでにストックされているご家庭も多いのではないでしょうか?また、買い求める場合でも、100円ショップで入手できるため、洗剤よりもコストを抑えることができます。
重層は食品にも使用されているほど、人畜無害な物質です。この点は、小さなお子さんのいるご家庭には特におすすめです。また、圧倒的に、地球環境に優しい点も魅力です。
■重曹を使った洗濯槽のお掃除方法とは?
手順は以下の通りでいたってシンプルです。
?1. お湯に重曹 1カップ(約150g)を投入し、その状態で数時間放置します
お湯の温度は、50℃がベストです。これは、洗濯槽のメインの汚れである黒カビをはじめ多くの雑菌が、50℃で死滅するためです。ただし、50℃よりも高温にすると、洗濯層を傷める怖れがあるため気をつけましょう。寝る前に行って翌朝まで放置しておく方法がおすすめです。
2.浮かび上がってきた汚れをすくう
放置後、重曹も働きにより、洗濯槽についた様々な汚れが剥がれ落ちて浮かび上がってきます。それらをすくい取って外に出します。排水溝を詰まらせないために念入りに行いましょう。
3.水だけで洗濯する
水だけを入れて、洗濯の標準コースで、通常通りの洗濯を行います。洗濯槽用の洗浄モードなどが設置されている場合はそのモードに合わせましょう。洗濯が終わったら、これで洗濯槽のお掃除は完了です。
?■おわりに
いかがでしたか洗濯槽のお掃除? 簡単にできるので、ぜひ、お試しになっていただければと思います。また、毎日のお洗濯が終わった後に、洗濯層に重曹を適宜ふりかけておくと、カビ予防と消臭効果が期待できます。洗濯槽のふたは開けて、しっかり乾かすこともお忘れなく!