寿命を迎えて使えなくなった帽子は、どんなふうに捨てていますか?何も考えずに普通に捨てている場合は、もしかしたら、その捨て方が間違っているかもしれません。そこで今回は、寿命が来た帽子の正しい捨て方についてご紹介します。
■そもそも帽子の寿命ってどのくらい?
帽子の寿命は、素材をはじめ、使用頻度、扱い方、お手入れ方法などによって、かなり変動するようです。
例えば、麦わら帽子のような天然素材の帽子は、他の帽子に比べると寿命が短めで、およそ3年が一応の目安となっています。これに対して布素材の帽子の寿命は、およそ10年が一応の目安とされているようです。
どのような素材であれ、普段から雑に扱ったり、お手入れを怠っていると、確実に寿命を縮めてしまうことになります。
また、どのような素材の帽子であっても、破れたり壊れたりしない限りは、使用すること自体は可能になります。もちろん、あくまでも、汚れやくたびれ感などを気にしなければの話ですが。
■帽子の正しい捨て方について
帽子を捨てる場合、その捨て方については、お住いの自治体のゴミ出しの分別ルールに従って捨てることこそが、正しい捨て方になります。
例えば、麦わら帽子や本革の帽子など天然素材の帽子の場合は、大半の自治体が燃えるゴミ扱いとしています。同じく、プラスチック素材のゴミは、大半の自治体が燃えないゴミ扱いにしています。
これに対して、布製の帽子や毛糸の帽子は、自治体によっては、燃やせるゴミ扱いになる場合もあれば、資源ゴミ扱いになる場合もあるようです。
また、自治体の大半が燃えるゴミ扱にしている自然素材の帽子でも、飾り付けやサイズ調節の部分に、金属やプラスチックが使用されている場合は、それらを外しておく必要があります。
金属を外さないまま燃えるゴミに出してしまうと、焼却炉の故障の一因になるので、必ず外しておきましょう。
■帽子の寿命を延ばすためのお手入れ方法
お手入れ方法については、帽子の素材が何であれ、基本的にほぼ同じです。使用後は、ブラシで表面についたゴミやホコリを払い、その後、特に汚れやすい汗止めの部分(すべり、汗取りなどとも呼ばれています)の汚れを落としておきます。放置すると、シミや黄ばみになりやすいので、すぐに落とすことがポイントです。方法は、水につけて固く絞った布で、どんとんと叩いて浮き上がらせて取り除くだけ、といたって簡単です。
後は、型崩れしないように、適当なサイズの厚紙の紙筒を用意し、そこに逆さました状態で帽子を入れ、その状態で、しばらく陰干しして、湿気を飛ばした後、紙袋などに入れ、風通しのよい場所に保管しておけばOKです。
もし、水洗い可能な帽子の場合は、定期的に水洗いして、全体の汚れを落としスッキリさせておきましょう。洗い方の詳細については、洗濯表示マークをご確認願います。
おわりに
寿命の来た帽子の捨て方についてご紹介しました。帽子のほかにも、正しい捨て方を把握しておきたいモノはたくさんあるようです。これを機に、改めてお住いの自治体のゴミ出ルールを確認していただければ幸いです。
ライター:sion