「片付けたそばからまたすぐに散らかされる」「子供に片付けさせてもらちがあかない」などなど。子供部屋が片付かないことでお困りのケースは思いのほか多いものです。そこで今回は、解決策として、子供部屋の片付けを家事リストで管理しながら進める方法をご紹介します。
■そもそも家事リストとは?
家事リストとは、その名の通り、普段行っている家事をすべて書き出した一覧表のことです。書式は、特に決まりはありませんが、一覧表には、チェック項目が設けられて、作業が済むとチェックできるようになっているのが一般的です。
家事リストによって、普段行っている家事を、はっきりと目に見える形にしておくことで、頭の中であれこれと作業の段取りを考える必要もありませんし、作業のやり忘れを防ぐこともできます。また、家事リストがあれば、その日の予定に合わせて、必要最低限の家事をピックアップし、さらにそれらの家事の優先順位を決めるのにも、とても便利です。
また、家事を終えるごとにチェックできるという仕組みは、達成感が得られ、この調子で次もがんばろう!などと家事へのモチベーションをアップさせる効果も望めます。
子供部屋の片付けも、しっかりとこの家事リストに記入して管理すれば、家事リストによるメリットを余すところなく受け取ることができる、というわけです。
■子供部屋の片づけを家事リストで管理するコツ
ひとことで子供部屋の片付けといっても、実際の作業内容は、思いのほか多岐に渡るものです。もちろん、お子さんの年齢や、散らかり具合によって、作業内容も変わってくることでしょう。
例、要らないモノを処分する、ゴミを捨てる、本を戻す、衣類の整理、おもちゃの整理など
思いつく限りの作業と、それらの作業にかかる時間を書き出した後、それぞれの作業の頻度を決めていきます。子供部屋の主は、お子さんですから、お子さんができる作業もどんどん書き出して、お子さんにもどんどん作業を行ってもらいましょう。
例 おもちゃをジャンルごとに分ける、お片付けボックスに目印をつける、どこに何をしまうのか確認する
お子さんに対して、ただ単に「片付けなさい」というよりも、家事リストに基づいて、作業を行ってもらった方が、はるかに効率的ですよ。
作業の頻度については、それぞれの作業内容と照らし合わせて、毎日、2日に1回、1週間に1回、月に1回、3か月に1回など、各自(お子さんを含む)無理のないペースでできる頻度を決めてもらえればOKです。
あとは、家事リストに従って、お子さんと一緒に作業を進めるだけです。
おわりに
子供部屋の片づけを、家事リストで管理しながら進める方法をご紹介しました。片付けの中で、お子さんができる作業だけをピックアップして、別に一覧表にして、子供部屋に貼っておく、という方法もおすすめできます。