畳の下を収納スペースにしてしまおうという、まさに「目からうろこ」な発想で誕生したのが高床式ユニット畳です。収納畳や畳収納ボックスなど、メーカーによって呼び名に違いがあるものの、その抜群の収納力や組み合わせが自由自在な点は、すべて同じです。この高床式ユニット畳についてこれから詳しくご紹介します。
?■畳と収納を兼ね備えた画期的なアイテム
高床式ユニット畳とは、要するに天板(上蓋)の部分が畳になっている収納ボックスのことです。各メーカ
ーによって多少の違いはありますが、1個分は、面積がちょうど畳一畳分で、高さが30�p〜45�pほどあります。畳は自由に開け閉めでき、畳を開けると、中に大容量のモノを収納することができる仕組みになっています。
さらに1個2個と数を増やせば、収納量も2倍3倍に増やすことができます。しかも、普通の収納ボックスと違い、置き場所に困ることもなく、インテリアとして、出しっぱなしにできる点も魅力です。
腰掛けるのにちょうどいい高さになるため、1個だけでも、ベンチとして十分に機能します。数を増やせば、ソファにしたり、ベッドにしたりすることも可能です。
フローリングのお部屋に敷き詰めると、あっという間に畳敷きの部屋に早変わり!フローリングの床の上に置きっぱなしの邪魔なものもすべて畳の下に収納してしまえば、お部屋もすっきり片付くこと間違いなしですよ
通常の畳と同様に、畳の上に布団を敷くこともできますし、置き方を工夫すれば掘りごたつを作ることも可能です。
■最大のメリットはやはり抜群の収納力
高床式ユニット畳の最大のメリットは、なんといっても、その驚くべきほどの抜群の収納力にあるといえるでしょう。さらに、その数を増やすことで、その収納力は、備え付きの収納棚や押入れ。クローゼットの収納力を、はるかにしのぐことになります。
例えば、寝具、掃除機、スーツケースなど、かさばるものや置き場所に困るものなども難なく収納できます。散らかりやすいおもちゃ類や雑貨や雑誌なども、たっぷりと収納できますし、目隠しとしても大変に重宝します。また、衣類を収納すれば、衣替えの手間を大幅大幅に省くことができそうです。
収納スペースにお困りであればあるほど、このメリットはますます大きくなることでしょう。また、フローリングの床の上に置くだけで、簡単に和室の雰囲気を味わえる点は、特に、和室がない間取りのご家庭には好評のようです。
お部屋の雰囲気や用途に合わせて、自由自在に組み合わせを工夫することができる点もうれしいですね。季節や気分に合わせて、楽に模様替えもできます。
おわりに
敷き詰めた畳の下がすべて収納スペースにできるという点は、もちろん魅力ですが、畳の上にごろんと寝転がれる開放感を味わえることも、捨てがたい魅力になりそうです。いつもすっきり片付いた状態をキープできるために、お掃除もスイスイはかどり、結果的に家事の時短も実現できそうです。