壁面収納家具は、その抜群の収納力により、お部屋がスッキリと片付くということで大人気です。ただ、非常に数多くのメーカーから様々な種類のものが販売されているため、選び方に苦労しやすいのが難点といえるでしょう。そこで今回は、壁面収納家具を検討する際に押さえておきたいポイントについてご紹介します。
?■何をどのくらい収納したいのか?
壁面収納家具に何をどのくらい収納したいのかについて、明確になっていない状態で、購入を検討するケースが意外と多いものです。ただ、「コレさえあれば、何でも収納できてスッキリ片付くはず」という漠然とした理由で選んでしまうと、後々、何かと不都合が生じやすいので気をつけましょう。
あらかじめ、何をどのくらい収納したいのかについて、ある程度明確にしておくと大きな失敗がありません。
■サイズをチェック
天井から床まで、壁一面にぴったりと収まるサイズは、たっぷりと収納できます。しかし、設置場所によっては、存在感がありすぎてしまい、圧迫感を感じやすいです。ただ、置き場所によっては、部屋を広く見せる効果があり、どちらかといえば、インテリア目的で設置する場合に適しているといえそうです。ちなみに、圧迫感を抑えたいのであれば、肩から腰くらいの高さが適しているようです。
また、幅と奥行きは、設置場所とのバランスを考えて選ぶようにしましょう。幅は、設置場所にピッタリ収まるものの方が、見た目にも安定してスッキリ見えます。
奥行きは、浅い方が圧迫感が少ないですが、その分収納量も少なくなります。奥行きの深い方が、確かにたくさん収納できますが、あまりに深すぎると奥に収納したものの出し入れが困難になり、使い勝手が悪くなりやすいです。
■設置場所及び周辺の環境をチェック
まずは、設置を予定している場所や周辺の環境をきちんと把握しておくことが重要です。把握の仕方が甘かったために、設置後に不都合が生じるケースは多々あります。
意外と見落としがちなのが、天井の梁、壁の下にある幅木、床のドアストッパー、コンセント、窓枠などの存在です。これらの存在は、設置の妨げになるため、事前に確認しておきましょう。
さらに扉や引き出しを開け閉めする際に障害となるものがあるかないかについても事前に把握しておく必要があります。例えば、テーブルなど、設置場所の近くに何か障害となる家具が置かれている場合は、それが邪魔になって、扉や引き出し開閉がしづらくなる場合がよくあるのでご注意願います。
■色と素材をチェック
色は、設置する場所にある壁の色や床の色と、同系色のものを選ぶと、部屋の雰囲気にマッチしやすく、大きな失敗がありません。素材は、すでに設置してある家具がある場合は、その家具の素材とのバランスを考えて似たような素材を選ぶようにしましょう。
おわりに
今は、壁面収納家具を通販を選ぶ方も増えているようです。通販の場合は、組み立てるタイプが主流となっています。通販を利用して庵完成品を希望する場合は、その点のチェックもお忘れなく!