パンを焼くのに欠かせない調理家電といえば、トースターですよね。ほぼ毎日のようにお使いのご家庭も多いことでしょう。しかし、お手入れを怠っていると寿命を縮め、そこから火災に繋がる危険もあることから、注意が必要です。そこで今回は、トースターの寿命とお手入れ方法についてご紹介します。
■トースターの寿命について
トースターの寿命については、使用頻度、扱い方、お手入れの仕方などの違いによって、かなり大きく変動します。そのため、一概に何年と限定することは非常に難しくなるものの、平均寿命としては、5年〜6年が、一応の目安となっているようです。
ただ、この数字もかなりアバウトな数字で、例えば、平均寿命よりもかなり早くに寿命が来てしまう場合もあれば、平均寿命を大幅に過ぎても、まったく問題なく使用できる場合もあるようです。ですから、正確な寿命を把握するためには、実際にお使いのトースターの状態をチェックされることが、やはり、一番といえそうです。
トースターは、寿命が近づくと、それを知らせるサインがあるため、それらのサインを交換の目安として、買い替えを検討してみましょう。
■トースターの寿命を知らせるサイン
1.ヒーターが赤くならない
すなわち通電していないということです。ヒーター自体が故障している、あるいは、コードの中が断線している可能性があります。
2.発煙する
ヒーターに付着した汚れが原因の場合は、汚れを取り除くことで、使用可能になる場合があります。ヒーター自体の機能が低下しているのにもかかわらず、使用し続けていることが原因である場合は、寿命だと判断できます。
3.異音や異臭がする
お手入れされないことが原因で、トースターにパンくずがたまってしまうと、異音や異臭が生じる場合があります。その場合は、トースター内をお掃除して、パンくずを取り除けば、使用可能になります。しかし、お掃除しても、異音や異臭がする場合は、寿命だと判断できます。
■トースターのお手入れ方法
トースターのパーツによってお手入れの頻度は異なってきます。
お使いのトースターの種類によって多少異なりますが、トースターには、焼き網、ヒーター菅、パンくずの受け皿などのパーツがあります。
庫内とパンくずの受け皿は、毎回、使用後に汚れをきちんと取りの字お手入れが必要になります。他の部分は、基本的に、汚れが目立ってきてからでOKです。
パーツの中で、取り外し可能な場合は、取り外して、台所用中性洗剤を使用して、丸洗いした後、十分に乾かしてから元に戻します。
本体の外側
ぬるま湯につけ固く絞った布巾で全体を水拭きした後、よく乾かしておきます。汚れが目立つ場合は、ぬるま湯に台所用中性洗剤を適宜プラスしてみましょう。
庫内
毎回、使用後に、中が十分に冷めたから、台所用中性洗剤をぬるま湯で薄めたものに、布巾をつけて硬く絞った後、拭いていきましょう。その後、水拭きして洗剤分を十分に取り除いた後、乾拭きして、よく乾かしておきます。
ヒーター管
庫内と同じ要領で、洗剤を含んだ布巾で拭いてから、水拭きと乾拭きをしてよく乾かしておきます。
パンくずの受け皿
毎回、使用後に取り外し、中のパンくずを取り除いてから、軽く水洗いした後、よく乾かしてから、元に戻します。
おわりに
トースターの寿命とお手入れ方法をご紹介しました。トースターは、高熱を発する調理器具でもあります。寿命のサインを示しているのにもかかわらず使い続けていると、火災を招く怖れがあるので、くれぐれもご注意願います。
ライター:sion