何かとかさばる鍋の収納出やお手入れに、頭を悩まされている方は、思いのほか、たくさんいらっしゃるようです。重ねると下の鍋が取り出しにくいですし、出番の少ない鍋は、ついついお手入れもおざなりになってしまいがち。そこで今回は、簡単にできる鍋の収納とお手入れの、それぞれのポイントをご紹介します。
■まずはその前に今ある鍋を総チェック
今、ご家庭に、全く使っていない鍋や、そこが焦げ付いていたり、さび付いたいたりして使えない鍋はありませんか?収納に問題がある場合は、ついつい取り出しやすい鍋ばかり使ってしまって、取り出しにくい鍋は全く使わなくなってしまう、使わないので手入れもされない状態が続く、ということが往々にして起こりやすいです。
鍋は、お手入れされずに使わない状態が長く続くと、劣化してしまい、結局使えない状態になってしまう場合も少なくありません。
いずれにせよ、全く使っていない鍋や、使えない鍋は、場所をとるだけなので、これを機に思い切って処分を検討しましょう。処分方法としては、それぞれの鍋に対して、捨てる、別の場所に保管する、譲るなどから、最適と思える方法を選択していただければOKです。
■簡単にできる鍋の収納方法
方法その1 よく使う鍋はコンロの近くに吊るして収納
ほぼ毎日のようによく使う鍋は、コンロの近くに吊るしておきましょう。もちろん鍋にもよりますが、S字フックやマグネット製のフックを使えば、多くの鍋は、簡単に吊るすことが可能です。
よく使う鍋というのは、軽くて持ちやすいという場合も多いので、もし、吊るすことが可能であれば、コンロからすぐ手に取れる場所に、吊るせる方法を考えましょう。
ただし、この方法は、あくまでも、よく使う鍋に限られます。あまり使わない鍋を吊るすと、吊るしている間に、ホコリをかぶったり、油で汚れやすくなったりする心配が出てくるため、適しません。
方法その2 重ねずに並べる
かさばる鍋は、どうしても重ねて収納しがちですよね。それが鍋が出し入れがしにくくなる最大の原因でもあります。重ねずに、横に並べて収納すれな、驚くほど出し入れがしやすくなりますよ。
ご家庭の収納場所や収納スペースに合わせて、並べて収納する方法を工夫してみましょう。
例えば、手持ちの鍋が入るサイズのファイルボックスを用意して、ファイルボックスごとに鍋を立てて収納しておくという方法はいかがでしょう。幅15�p程度のサイズのファイルボックスなら、深目のお鍋でも、十分に収納可能です。
ファイルボックスの代わりに、仕切りスタンドや市販のフライパンスタンドを使うという方法も有効です。
■よく使う鍋のお手入れのポイント
1.毎回、使用後はよく洗って汚れを落とし、十分に乾かしておきましょう。
鉄鍋は、洗剤の使用をせずに洗い、十分に乾かした後、油を塗り込み表面をコーティングする必要があります。
2.焦げ付いた鍋のお手入れ
鍋に水をはり、重曹小さじ2を入れて、弱火で10分程度加熱し、冷めた後、スポンジでこすります。アルミやホーローの鍋は、金属タワシやクレンザーの使用はNGです。
3.黒ズミなどの汚れのお手入れ法
アルミ鍋=レモンの皮やお酢、りんごの皮などを入れてひと煮たちさせます。
鉄鍋やステンレス鍋=お湯で汚れをほぐした後、くしゃくしゃに丸めたアルミホイルで汚れをこすり落としておきましょう。
おわりに
簡単にできるお鍋の収納とお手入れのポイントについてご紹介しました。ポイントを踏まえつつ、各ご家庭の収場所に合わせて、適宜アレンジしていただければと思います。