世の中には様々なコーディネーターの資格がありますが、整理収納アドバイザーの資格は、さしずめ収納のコーディネータ—に該当する資格といえるかもしれません。そこで今回は、最近とみに注目されていて、今後ますますその活躍が期待できる整理収納アドバイザーの資格についてご紹介します。
■整理収納アドバイザーとは
整理収納アドバイザーとは、整理整頓や収納に関する悩みに関して、専門的な知識を元に、的確なアドバイスを提供できるスペシャリスト(有資格者)のことです。
整理収納アドバイザーの資格は、1級〜3級までの階級があります。ちなみに、主にマスコミなどで活躍している整理収納アドバイザーは、1級の資格取得者です。
■整理収納アドバイザーの資格の各階級について
整理収納アドバイザーの3級と2級の資格は、講座を受講しさえすれば、ほぼ100%資格を取得できるようです。
ただ、整理収納アドバイザーの3級と2級の資格を取得しても、整理収納に関する基本的な知識やスキルを身に着けることはできますが、「整理収納アドバイザー」を名乗り、プロとして活動することはできないようです。
もちろん、整理収納アドバイザーの3級や2級でも、資格を活かせる仕事に就くためのサポートは受けられるようです。例えば、家事代行サービスやハウスクリーニングなどの就職を希望する場合は、整理収納アドバイザーの3級や2級の資格を持っていると何かと有利です。
どちらかといえば、3級と2級の資格講座は、仕事に活かすためというよりも、ご自身の 整理整頓や片付け及び収納に関するスキルアップを図ることが目的で受講される方が多いようです。
■プロを目指すなら1級の資格取得を
プロの整理収納アドバイザーを目指すのであれば、整理収納アドバイザーの1級の資格が必要になります。1級の資格を取得するためには、試験に合格しなければならず、2級や3級に比べると資格取得のハードルはかなり高くなるようです。
また、整理収納アドバイザー1級の試験は、誰でも受けられるというわけではなく、受験資格も必要になります。受験資格は、整理収納アドバイザー2級の認定講座を受講している、あるいは、整理収納教育士の認定資格を取得している、どちらかに該当している場合に限られます。
受験資格を満たした後、さらに、整理収納アドバイザー1級予備講座を受講する必要もあります。同講座を受講後にようやく、一次試験が受けられます。1次試験に合格すれば、二次試験を受けられ、二次試験に合格すれば、整理収納アドバイザーの1級の資格を取得することができます。
1級の資格を取得すれば、「整理収納アドバイザー1級」と名乗り、プロとしての活動が可能になります。(ハウスキーピング協会の名簿に登録されて、仕事の依頼を受けられるシステムになっているようです。)
おわりに
収納のコーディネータ—に該当する、整理収納アドバイザーの資格についてご紹介しました。この資格は、もちろんタスカジで仕事のために活かすことができますが、日々を快適に過ごすために大いに役立てることができるので、資格取得にチャレンジする価値は十分にあるといえそうです。