煮てよし、焼いてよし、炒めてよしと、しいたけは、幅広い料理に活用できる優れものですよね。そんなしいたけですが、選び方のポイントを押さえておけば、よりいっそう美味しく味わうことができますよ。そこで今回は、ぜひ押さえておいていただきたい、しいたけの選び方のポイント及び保存方法についてご紹介します。
■やっぱり旬のしいたけの味は格別!
一年中入手可能なしいたけですが、実は、春(3月〜5月)と秋(9〜11月)に旬を迎えます。秋に旬を迎えるしいたけは、通称で「秋子」と呼ばれていて身にハリがあり抜群の香りを持っているのが魅力です。
春に旬を迎えるしいたけは、通称で「春子」と呼ばれていて、冬の厳しい寒さに耐えるために旨味がたっぷりと蓄えられています。
秋子も春子も、旬のしいたけとして、やはりその味は格別といえるほど美味です。しいたけの選び方を押さえれば、さらに、しいたけの美味しさを極めることができますよ!
■しいたけの選び方
1.かさの裏側をチェック
新鮮なしいたけは、かさの裏側が白く、薄い膜をはっています。
2.かさの開き具合をチェック
かさが閉じている(内側に巻いている)ものがおすすです。かさが開きすぎているものは避けるようにしましょう。
3.かさの表をチェック
かさの表の色は、明るい茶色でツヤのあるものが新鮮です。
4.軸をチェック
軸が太くで短く、肉厚なものを選びましょう。
■しいたけの保存方法
冷蔵で保存する場合
しいたけは、湿気が大の苦手です。そのため、しいたけは、保存する前によく乾かしておくことが鉄則です。パック詰めされたしいたけや、ビニール袋やポリ袋に入れられたしいたけを、そのまま冷蔵保存するのはNGです。そのまま保存すると、中が蒸れて傷みやすくなるので気をつけましょう。
いったん、パックや袋から出して、水気をよく拭き取ってから、一個ずつ新聞紙やキッチンぺーパー)で包み、軸が上になるようにして保存袋に入れ、冷蔵庫のチルド室で保存しましょう。
冷凍で保存する場合
軸を切り落とし、食べやすい大きさに切ってから、密封できる保存袋に入れて、冷凍庫に入れましょう。しいたけを切る前に水洗いするのはNGです。表面の汚れを軽く落とすだけでOKです。
実は、しいたけは冷凍したほうが、栄養価がアップするので、冷凍はおすすめの保存方法です。
干して乾燥させてから保存する場合
ザルにしいたけを重ならないようにして並べ、2日〜3日程度天日に干しましょう。ただ、夜間は室内に入れておく必要があります。面倒な場合は、室内の日当たりのよいところに6日〜7日間ほど置いておくという方法を試してみましょう。ザルの代わりに野菜干し用の網(100均などで入手可能)を使用すると便利です。
しいたけが完全に乾燥してカラカラな状態になれば、2か月程度は保存可能です。この方法も、うま味や栄養が凝縮されるので、おすすめできますよ。
おわりに
しいたけの選び方と保存方法についてご紹介しました。ビタミンDも旨味も増えるので、すぐに食べる場合も、調理する前に、1時間ほど、カサの裏側を上にして、天日干ししておくことをおすすめします。