ナチュラルフードを学び、食を意識するようになって、我が家のキッチンから姿を消したものがいくつかあります。
そのうちの一つが「白砂糖」。今回はナチュラルフードと甘味料についてお話ししたいと思います。
白砂糖との付き合い方
白砂糖は精製過程でビタミンやミネラルを失った酸性食品。
摂取すると急激に血糖値が上昇して身体に負担をかけてしまうとか、活性酸素を発生させると老化に拍車をかけるなどのお話があります。
他にも気になる部分があり、気にするぐらいなら。と。
すっぱり、私は家庭で白砂糖を使うのをやめました。
日々の中で知らないうちにも私達は多くの「白砂糖」を取り込んでいるとか。
しかしながら、外出先においては気になるものをすべて排除するのは難しく、気にしすぎると楽しめなくなってしまう為、私は外出先では極端に神経質になりすぎずに楽しんで、家庭では気を付けるというスタイルでいます。
ナチュラルフードを実践するならどんな甘味がおすすめ?
ナチュラルフードでは身近なものをシンプルにという考え方からサトウキビ原料であれば沖縄産のさとうきびを使った黒砂糖、和三盆、粗糖製品。てんさい糖であれば国産原料の含蜜糖製品。グラニュー糖を使う場合は国産原料の物を推奨しています。
私はナチュラルフードの考え方を土台に各々の特徴を知り、料理への使いやすさ、風味などを考えて使い分けています。
現在、我が家で甘味の役割を担っているのは主にきび砂糖、甜菜糖、素精糖、メープルシロップ、麹甘酒などです。
それぞれの甘味料の特徴はというと・・・
【きび砂糖、素精糖】
沖縄産のサトウキビを使ったもの。粒子が細かいので溶けやすく使いやすい。まろやかでこくがある。暖かい地域で採れるサトウキビが原料なので身体の熱を冷ます効果がある。
【甜菜糖】
北海道産のてん菜(ビート)を使ったもの。粒子がやや粗いので少々溶けにくい。優しい甘さ。オリゴ糖を含んでいるのでお腹に優しい。原料のてん菜は寒い地域で採れるため、身体を温める。
【メープルシロップ】
水あめなどの混ぜ物が入っていないもの。液体なので溶けやすい。
【麹甘酒】
麹甘酒というと飲み物のイメージがありますが、手作りの麹甘酒のその自然で優しくもしっかりとした甘みは立派な甘味料となります。
我が家ではヨーグルトやフールツに混ぜるなど様々な方法で愉しんでいます。また、麹を発酵させて作るので、腸活を意識する方にはもってこいです。
これらの甘味料には白砂糖よりも血糖値の上昇が緩やかで、栄養分が高い等の特徴もあります。
色味を出したくないものには茶褐色のお砂糖は向かないと言われますが、お家で作るほんのりと茶褐色に仕上がるお菓子の姿なんかはなんだか温かくて私は大好きです。
コラム/ハヤシユウコ
たべること研究家。 上級食育、食育アドバイザー、幼児食インストラクター、ナチュラルフードコーディネーターの資格を保持。 たべることを探求し、大切さを広げる活動を目的に2019年より「たべること、いきること taberuand」をスタートしたばかり。instagramにて日々の食などもupしています。
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