これからの季節、スイカを切り分けてみんなで食べるという機会も増えることでしょう。ただ、スイカを切り分ける際に、大きさが同じになるように気をつけても、意外と甘さについては無頓着の場合が多いもの。そこで今回は、みんなが大満足できる甘さが同じになるスイカの切り方についてご紹介します。
■スイカは真ん中が一番甘い
例えば、すでに4分の1にカットされたスイカを切る場合、通常は、大きさが同じになるように気を付けて、垂直方向に人数分を切り分ける、という切り方が一般的ですよね。
しかし、スイカは真ん中が一番甘いために、そのような切り方をすると、大きさは同じでも、甘さに大きな差が出てしまうのです。スイカの真ん中の部分をとった人は、当たりで、甘くて大満足できても、スイカの端っこの部分をとった人は、外れで、甘くないという不公平な事が起こってしまうということですね。
それをなくすためには、どの人にも中心が入るようにする切り方をする必要があります。これからご紹介するスイカの切り方を試してみましょう。
■どれをとっても甘さが同じになるスイカの切り方
スイカを丸ごと切る場合も、すでに4分の1にカットされている場合も、ポイントは同じです。
丸ごとの場合
1.すいかを半分に切り、さらにその半分を半分に切り4等分します。
2.4等分にしたすいかを、さらに、横に半分に切ります。
あとは、横半分に切ったスイカの真ん中の頂点が全員に行きわたるように、人数分同じ大きさに切り分けるだけでOKです。こうすることで、どのスイカをとっても、真ん中の一番甘い部分が入るため、甘さも大きさも公平になります。
スイカの真ん中の部分から放射線上に切るようにすれば、甘い部分を公平に切り分けることができるということですね。カットされたスイカを分ける場合も、このポイントを押さえておきましょう。
■スイカの種が取りやすい切り方
丸ごとのスイカを切る場合に、ぜひ、試していただきたい切り方になります。
1.丸ごとのスイカを横半分(縞模様に対して垂直方向)に切ります。
そうすると、断面に白い模様を確認できます。種は、その白い模様の周辺に集中して並んでいます。ちなみに白い模様が維管束です。
2.白い模様(維管束)に沿って切っていきます
そうすることで、どのスイカにも種が表面に出ることになります。また、白い模様(維管束)は、スイカの真ん中から皮の方に向かって出ているので、その模様に沿って切ることで、真ん中の一番甘い部分がどのスイカにも均等に行き渡ります。
あとは、スプーンなどで食べる前に簡単に種を取り除けば、食べるときに種が邪魔になることもありませんよ。種の苦手な小さなお子さんにスイカを切り分ける場合に、ぜひお試しください。
おわりに
甘さが同じになるスイカの切り方についてご紹介しました。ご納得いただけたでしょうか?この切り方ですと、どのスイカをとっても、甘いので、誰もが笑顔になれること間違いなし!ですよ。
ライター:sion