ニラは、栄養価が高く、特に中華料理に重宝する野菜ですよね。ただ、元々あまり長持ちしないため、できれば保存せずに使い切るのが理想です。しかし、保存方法を工夫すれば、ある程度長持ちさせることができます。そこで今回は、ニラをおいしく長持ちさせる保存方法についてご紹介します。
■ニラは常温保存には不向き
ニラの保存に適した温度は、およそ5℃前後とかなり低温です。常温保存は不向きで、冷蔵庫の野菜室への保存が望ましいです。保存する際は、束ねられているテープを外してから、新聞紙やキッチンペーパーで包み、その後、保存袋に入れて保存します。ニラを包む際は、あまりきつく包むと、葉が傷んでニオイやすくなるため、その点は気をつけましょう。
また、寝かせずに立てて保存することも重要なポイントになります。この方法なら、最低でも三日程度、十分に保存可能です。鮮度によっては一週程度保存可能な場合もあります。
■カットしててから冷蔵室で保存
ニラを、できるだけ長持ちさせたい場合は、カットしてから、冷蔵保存する方法を試してみましょう。手順は以下の通りです。
ニラを適当な大きさにカットする
(3センチ〜4センチ幅でカットすることが一応の目安です。)
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カットしたニラをタッパーに入れる
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ニラがかぶるくらいに水を注ぐ
あとは、フタをして、冷蔵庫に保存すればOKです。3日おきに中の水を交換すれば、およそ10日間は十分に保存可能です。
■冷凍保存する場合
ニラは、本来は、冷凍には不向きの野菜です。しかし、大量のニラを長持ちさせたい場合は、やはり冷凍保存がおすすめです。不向きとはいえ、ちょっとしたコツを押さえればニラも冷凍保存することができます。ただ、冷凍する、どうしてもシャキシャキ感が損なわれるため、どちらかといえば、よく火を通す汁ものなどに適しています。
冷凍保存の手順とコツは以下の通りです。
ニラを軽く水洗いする
(ニラを軽く水洗いして、表面に付いた汚れを落としておきます。水洗い後は、十分に水気を切っておくことが重要です。)
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ニラを適当な大きさにカットする
(カットの方法は、お好みでOKです。あらかじめどんな料理に使用するか想定し、その料理に合った切り方をしてみましょう。)
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冷凍用の保存袋にならして入れる
(カットしたニラは、凸凹をなくすために全体をよくならしてから、冷凍用の保存袋に入れましょう。最初は横にした状態で保存し、しっかりと凍ってバラバラになったら、今度は立てて保存します。)
料理に使用する場合は、解凍せずに凍った状態で、加熱しましょう。
おわりに
ニラを冷凍保存した場合は、およそ1か月程度は長持ちさせることができます。冷蔵保存にせよ冷凍保存にせよ、日が経つにつれて、どうしても風味が落ちてしまうので、可能な限り早めに使い切りましょう。
ライター:sion