桃の節句と言えば3月3日のひなまつりですね。自宅で手軽に家族とともにたのしむコツについてお伝えします。
■ひなまつりの由来とは
春の節句であるひなまつりですが、「節」は季節の変わり目という意味があり、季節の節目である節句は無病息災や子孫繁栄などを願い、お供え物をして邪気を祓う行事です。
日本の貴族社会では「雛遊び(ひいなあそび)」というものがあり、当時は大人の遊びでしたが、次第に子どもたちに広まりました。現在のようなひな人形が飾られるようになったのは江戸時代に入ってからと言われています。
ひなまつりの定番メニューと言えば、やはり、はまぐりのお吸い物とちらし寿司ですね。はまぐりは女の子の美徳と貞節を意味し、ちらし寿司の具であるれんこんやエビも縁起がいいものとされ、お祝い事にはよく使われます。
■ちらし寿司をケーキ型で作ってみましょう
ちらし寿司ですが、大きなケーキの型で押し寿司のように作ってみると手軽で見栄えのする豪華なメイン料理になります。カットした断面を意識して、層を作ってみましょう。
作り方(18�pくらいの型)
米 3合
鶏ひき肉 200g
卵 2個
きゅうり 1本
にんじん 2分の1本
れんこん 少々
いくら お好みで
1)米はやや固めに炊く
2)砂糖、酒、みりん(各大さじ1)、しょう油大さじ2を鍋に入れ煮立ったら鶏ひき肉を入れ、煮詰める
3)にんじんを5�oにカットして茹で、好きな型抜きで型を抜く
4)薄焼き卵を焼き1�oにカットし、錦糸卵を作る
5)きゅうりは薄くスライスし、塩もみする
6)れんこんは2�oにカットし、素揚げする
7)炊き上がった米にすし酢を混ぜる
8)米の3分の1を型に敷き詰め、きゅうりを乗せる
9)残りの米の半分をきゅうりの上に敷き詰め、鶏そぼろを乗せる
10)? 錦糸卵、にんじん、れんこん、いくらでデコレーションして完成
■ミニカップ寿司も重宝します
大きなケーキの型ではなく、プリンの容器サイズで作るミニカップ寿司も見た目もかわいく、キッズにはオススメです。作る工程はまったく一緒です。ぜひ親子で一緒に作ってみてはいかがでしょうか?
ホームパーティなどでも事前に準備することができますので、当日慌てることなく過ごすことができます。また、使い捨てのカップに作り、持ち寄りパーティに持っていってもいいですね。並べるだけでお皿や包丁などの準備も要らないので先方への気遣いにもなります。
キッズのひなまつりパーティでしたら、すし飯や具材などをテーブルに並べ、キッズたちにデコレーションさせてあげるととても喜びます。それぞれの個性も出ておもしろいですし、何より自分で作ると食の細い子でももりもりと食べたりします。
■ちらし寿司のすし酢は空き瓶を利用して手作り
すし酢は市販のものでも構いませんが、空き瓶でシェイクすると簡単に作ることができます。作りやすい分量は次のとおりです。
米酢 30�t
砂糖 20g
塩 7.5g
甘さ加減も自分で調整ができますので、お好みの分量で作ってみてください。
■ひなまつりのテーブルコーディネートについて
やはり桜を意識したコーディネートにするとテーブルも華やかになります。白いお皿に桜モチーフの紙ナプキンを置くだけでいつもとは違った食卓に!ポイントは安い食器でもいいので取り皿を白に統一することです。
さらに紙ナプキンの上にネームタグを置いておくと、ちょっとだけ特別感も出ます。これも100均などで売っている名刺サイズの紙に名前を書くだけ!これだけでいつもとは違うおもてなしになります。祖父や祖母の名前を子供に書かせても喜ばれます。裏面にはぜひメッセージも書いてみてくださいね。
箸置きもピンクの折り紙などで手作りしてもかわいいです。箸置きの作り方もネットで検索するといろいろ出てきます。ここでのポイントは紙ナプキンとリンクさせた色を選ぶことです。
おわりに
春の節句を迎えれば暖かい春ももうすぐそこ!見栄えのするちらし寿司はひな祭り以外にもお誕生日会やホームパーティでも喜ばれます。家族好みのすし酢とともにお楽しみくださいね!!
ライター:aki