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その使い方は効果半減?カビ取り剤を効果的に使う3つのポイント

湿気や水分が多い場所に発生するカビ。カビが発生すると、カビ取り剤を使って殺菌・漂白をされると思いますが、ちょっと待ってください。あなたのカビ取り剤の使い方では、効果が半減しているかもしれません!そこで今回は、カビ取り剤の効果的な使い方の3つのポイントをお伝えいたします。

■カビ発生の条件

 お風呂場など、湿気や水分が多い場所でよくみられるカビですが、発生条件をご存知でしょうか。
 カビは、「水分(湿度70%以上)・温度(20〜30℃)・栄養(汚れ)」の3つが揃うと生えやすくなります。どれか一つでも欠けると発生しにくくなりますので、お風呂上りにしっかり換気したり、掃除をしてカビの栄養となる汚れを取り除くなどして、カビの発生を抑えましょう。

■カビ取り剤の効果的な使い方

 生えてしまったカビには、塩素系のカビ取り剤が効果的です。これらはカビを殺菌するだけでなく、漂白してカビを消したり目立ちにくくする効果があります。
 使い方は簡単で、カビに直接薬剤を振りかけるだけでいいのですが、以下のポイントに気を付ける事でより効果を発揮することが出来ます。

1.カビについている汚れを取り除く
 まずは、カビについている汚れを取り除きましょう。カビに汚れがついていると、薬剤の浸透の邪魔になってしまい、効果を発揮しにくくなります。

2.カビが生えた場所が乾いた状態で使う
 お風呂上りやお風呂を濡らした後、カビ取り剤を振りかけていませんか? その使い方は、効果を半減させてしまいます。
 カビ取り剤を水分が付いた場所で使うと、せっかくの薬剤が薄まってしまったり、カビを取りたい部分にきちんと密着せず、流れてしまうことがあります。
 カビ取り剤を使う際は、その場所が乾いた状態で使うようにしましょう。もし濡れた状態で使いたい場合は、その場所を乾いた布なのでふき取り、水分を取り除いてから使用しましょう。
 
3.カビにしっかり薬剤を留まらせる
 カビ取り剤の薬剤がカビに浸透するのに時間が必要です。その際、カビから薬剤が垂れてしまっては、効果が半減してしまいます。どうしても垂れてしまう場合は、キッチンペーパーやラップで湿布し、薬剤がしっかりカビに留まるようにしましょう。
 今はジェル状のカビ取り剤も販売されています。こちらは泡状カビ取り剤と違い垂れないのでおすすめです。

■カビ取り剤の使用上の注意

 カビ取り剤はとても強い薬剤です。使う際には以下の事に気を付けて下さい。

1.酸性洗剤と混ぜない
 塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生してしまうため、絶対に混ぜてはいけません。続けてどちらかの洗剤を使いたい場合は、しっかり洗剤を洗い流してから使用しましょう。

2.換気をしながら使用する
 カビ取り剤を使う際は、必ず換気をしましょう。薬剤が籠り、気分が悪くなることがあります。

3.目の上には振りかけない
 天井や上部のカビを取る際、直接スプレーをしないようにしましょう。薬剤が目に入る可能性があります。どうしても目線より上のカビを取りたい場合は、雑巾などにカビ取り剤を振りかけ、クイックルワイパーなどで塗るといいでしょう。
 カビ取り剤使用の際に保護メガネやゴーグル等を着用すると安心です。

4.使用の際にゴム手袋をする
 カビ取り剤は非常に強い薬剤です。肌につくと肌荒れを起こすことがあります。カビ取り剤が手につき洗い流しても手がヌルヌルすると思いますが、手のたんぱく質が溶けて起きている現象なのです。ですので、カビ取り剤を使用する際は、ゴム手袋や使い捨てのビニール手袋を使うようにしましょう。
 

おわりに

カビ取りはとても大変な作業です。そこまでしてあまり効果がなかったとなると、カビ取りの作業がおっくうになってしまう原因となってしまいます。今までカビ取り剤を使ってきたけど、思ったほど効果がなかった方は、是非上記のポイントを参考にしていただき、試して頂ければと思います。

ライター:めぐりずむ
 

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