「引き出しに衣類をしまうけど、すぐにぐちゃぐちゃ」というお悩みをよく耳にします。先ずは、衣類の畳み方をマスターするだけでも出し入れしやすく、いつでも整頓された引き出しになります。そこで今回は、引き出しの整理収納を制するための「3つの魅せ術」ステップをご紹介します。
■ステップ1:引き出し収納に畳んだ衣類を美しく整理収納する
収納する引き出しは、高さや奥行・幅が様々ですが、どんなサイズにも衣類の大きさを合わせることで、引き出しの中がぐちゃぐちゃにはなりません。
第一段階として、衣類の畳み方がとても重要になってきます。よく見かけるのは、衣類を上に重ねているケースです。引き出しの中で重ねてしまうと、下にある衣類が見えないため、「上辺だけを着ている」という声を聞きます。
また、引き出しの奥側の衣類に至っては、「小さく丸まってしまう」というパターンから結果的にタンスの肥やしになってしまいます。
先ずは、簡単で速い衣類の畳み方をしっかりマスターしていきましょう。
上図のようなたたみ方を推奨する理由として、畳むのが面倒という忙しい方でも立ったまま出来る方法をお伝えしました。
畳んでしまうことの重要性として、数を把握することが挙げられます。
また、常に全体数がわかっていることで、必要以上の買い足しや、探し物をすることがなくなります。なお、畳み方は一例になります。
衣類全体がほぼ同じ大きさであれば、自分のやり方を見つけ出してください。 そして、これまで畳むのが面倒だったという方は、先ずは最速で簡単な畳み方を実践してみましょう。
■ステップ2:衣類は収納用品の高さを意識して収納
深型収納ケースを準備して詰め込み保管をすると、埋もれてしまい兼ねません。日頃目に入らない衣類は思い出すことなく放置状態に陥ります。そこで、引き出し収納を使う最のポイントを挙げてみました。
?●奥行が深い収納用品は奥に注意する
<メリット>
物量が多い場合沢山収納出来る。
<デメリット>
奥にしまっている衣類を使う機会が少なく、保管しているだけになる。
<おすすめ収納方法>
使った衣類を奥からしまいます。 これまで、よく使う衣類は手前に集中し、奥に何があるのかわからないという状況が多くありました。
しかし、使った衣類を奥にしまうことで、常に全体が見やすい状態になり、衣類が循環するようになります。
●衣類は立ててしまい上部に空間が空いても重ねない
せっかくたたんだ衣類に積み上げてしまうと、下に埋もれて見えなくなってしまいます。衣類の畳み方をマスターしたら、衣類を立てて収納しましょう。
衣類を立ててしまうことのメリットは、並べたときに上から見て一望できることです。ステップ1で学んだ最速で簡単な畳み方を実践した上で、引き出しにしまっていきましょう。
並べるときは、出来るだけ使うことを意識しながら並べれば縦横どちらでも構いません。万一、深型の収納用品で、空間が余った場合でも、二重三重と重ねないということに注意してください。
せっかく全貌出来る衣類が、下に埋もれ「使わない衣類化」してしまいます。常に全ての衣類が見える化出来るようにすることが大切です。
■ステップ3:頑張った整理収納をリバウンドしないための極意
面倒がなくなるようにするためには、必要なポイントだけを抑えて実践することです。 結果的に「時短になる」「手間が省ける」ようになります。
「使っている間に崩れてしまった」という方は、収納スペースに対して、衣類が多いのかもしれません。
今一度収納スペースに入る数だけで試してみるのも良いかもしれません。 そうすることで、常に引き出しは活性化され、見栄えもよく使いやすくなります。
■おわりに?
毎日の暮らしの中で、ほんの少し意識するだけでも劇的に変化があります。これまで、「引き出しが使いづらい」というお悩みがある方は3つのステップのどれか一つだけでもトライしてみてはいかがでしょうか。
ライター:美樹